生徒会長と私
第3話 4人の不安
「ハイ! こっち」
「ボール回して!」
キュッ、キュッとスキール音が体育館にこだまする。
今は、隣のクラスと合同の体育の時間だ。
バスケでグループを変えながら、試合形式で授業をしている。
3点先取で交代となりすぐに出番が来る。
その間に、私たちは放課後の呼び出しに対してどうするか話し合っていた。
ピピーと笛がなり、1ゲームが終わった。
私は肉体的疲れよりも、精神的疲れにより、
肩を落としてコート外で待っているせりなとハイタッチをして
体育館の壁にべったりと背中をくっつける。
反対にせりなは「ファイト!」と元気たっぷりでコートに入って行く。
昨日のことを忘れているわけではない悩みがあると体を動かして吹き飛ばすタイプだからだろう。
普段は、そんなせりなをうらやましいと思うが、今は妬ましく思ってしまう。
壁に背中を預けながら隣に来た照美とルナが来た。
「バックレちゃおうよ」と照美がコンビニの新作スイーツを選ぶときと同じ真剣な目をして言った。
「卒業まで逃げ続けるの?」とツインテールの髪を指に巻きながら照美を見るルナ。
「1年間、我慢する」と照美。
「違う。あの人、二年だから二年近くだよ」と
私が教えると「えー」とがっくりと肩を落とす照美。
「ルナは関係ないから陽葵が一人で行けばいいと思う」
とツインテールの髪を指に髪を巻きつけながら主張する。
「待ってよ。ルナたちだって一緒にやったじゃない」
「でも、言い出したの陽葵じゃん」と照美が恨めし気に私を見上げる。
「うっ」
「ルナはホントはやりたくなかったなぁ」
「ちょっと、二人とも冷やかしてたじゃん」
照美とルナが顔を見合わせる。
「私たち何もしてないしぃ」と二人そろって逃げ出すことを言う。
「ちょっと、待ってよ。メールに三人も一緒にって書いてあるから逃げられないよ」
と脅すように言うと二人はまた、顔を見合わせて
どうしようかっといった表情をしていた。
「何話しているの?」
とあっさり三点とったせりなが話に入って来た。
簡単に話をまとめて話すと
「行くのが一番いいでしょ」とあっさりとせりなは答えた。
「えーどうして?」と照美が情けない声を出す。
ルナは今、バスケをして2点続けて決めていた。
不思議ちゃんになったのは中学からで小学校のときは
ミニバスで活躍していたから当然だが、うまかった。
まわりは不思議ちゃんなのを知っているから舐めていたらしく
あっさりと2点取られて、そこから本気になって妨害している。
ルナはコートに入って行く前にせりなを見てから
「ルナ。せりなの意見に賛成する」と言っていたから
せりなが「行く」と言えばそれは決定だった。
せりなはまだ、渋っている照美に
「よく考えて、こういったことはすぐに済ませたほうがいいよ。
後になるほど、気が重くなるし、逃げ回ると相手も怒りを増幅させるから」
と諭すように言う。
「うーん」とまだ、迷う照美。
「じゃあさ、もし、私が照美の大事にしているシュークリームを間違って食べちゃって
気づいても、なかなか謝らないし、逃げ回ってたらどう思う?」
「許せないし、ふざけんなぁあって思う」
「でしょう。だから、さっさと行っちゃった方がいいよ」
照美がハッとした表情をした後、腕を組んでうーんとうなり声をあげて
肩の力を落とすと「わかった」とあきらめた口調で答える。
「せりな」と私は救いの神のようにせりなを見る。
「決まった?」と3点目をきれいに決めたルナが戻ってくると照美を見て
「わかった。一緒に行くのが運命の導きなの」と照美を慰めるように肩に手を置いた。
「ボール回して!」
キュッ、キュッとスキール音が体育館にこだまする。
今は、隣のクラスと合同の体育の時間だ。
バスケでグループを変えながら、試合形式で授業をしている。
3点先取で交代となりすぐに出番が来る。
その間に、私たちは放課後の呼び出しに対してどうするか話し合っていた。
ピピーと笛がなり、1ゲームが終わった。
私は肉体的疲れよりも、精神的疲れにより、
肩を落としてコート外で待っているせりなとハイタッチをして
体育館の壁にべったりと背中をくっつける。
反対にせりなは「ファイト!」と元気たっぷりでコートに入って行く。
昨日のことを忘れているわけではない悩みがあると体を動かして吹き飛ばすタイプだからだろう。
普段は、そんなせりなをうらやましいと思うが、今は妬ましく思ってしまう。
壁に背中を預けながら隣に来た照美とルナが来た。
「バックレちゃおうよ」と照美がコンビニの新作スイーツを選ぶときと同じ真剣な目をして言った。
「卒業まで逃げ続けるの?」とツインテールの髪を指に巻きながら照美を見るルナ。
「1年間、我慢する」と照美。
「違う。あの人、二年だから二年近くだよ」と
私が教えると「えー」とがっくりと肩を落とす照美。
「ルナは関係ないから陽葵が一人で行けばいいと思う」
とツインテールの髪を指に髪を巻きつけながら主張する。
「待ってよ。ルナたちだって一緒にやったじゃない」
「でも、言い出したの陽葵じゃん」と照美が恨めし気に私を見上げる。
「うっ」
「ルナはホントはやりたくなかったなぁ」
「ちょっと、二人とも冷やかしてたじゃん」
照美とルナが顔を見合わせる。
「私たち何もしてないしぃ」と二人そろって逃げ出すことを言う。
「ちょっと、待ってよ。メールに三人も一緒にって書いてあるから逃げられないよ」
と脅すように言うと二人はまた、顔を見合わせて
どうしようかっといった表情をしていた。
「何話しているの?」
とあっさり三点とったせりなが話に入って来た。
簡単に話をまとめて話すと
「行くのが一番いいでしょ」とあっさりとせりなは答えた。
「えーどうして?」と照美が情けない声を出す。
ルナは今、バスケをして2点続けて決めていた。
不思議ちゃんになったのは中学からで小学校のときは
ミニバスで活躍していたから当然だが、うまかった。
まわりは不思議ちゃんなのを知っているから舐めていたらしく
あっさりと2点取られて、そこから本気になって妨害している。
ルナはコートに入って行く前にせりなを見てから
「ルナ。せりなの意見に賛成する」と言っていたから
せりなが「行く」と言えばそれは決定だった。
せりなはまだ、渋っている照美に
「よく考えて、こういったことはすぐに済ませたほうがいいよ。
後になるほど、気が重くなるし、逃げ回ると相手も怒りを増幅させるから」
と諭すように言う。
「うーん」とまだ、迷う照美。
「じゃあさ、もし、私が照美の大事にしているシュークリームを間違って食べちゃって
気づいても、なかなか謝らないし、逃げ回ってたらどう思う?」
「許せないし、ふざけんなぁあって思う」
「でしょう。だから、さっさと行っちゃった方がいいよ」
照美がハッとした表情をした後、腕を組んでうーんとうなり声をあげて
肩の力を落とすと「わかった」とあきらめた口調で答える。
「せりな」と私は救いの神のようにせりなを見る。
「決まった?」と3点目をきれいに決めたルナが戻ってくると照美を見て
「わかった。一緒に行くのが運命の導きなの」と照美を慰めるように肩に手を置いた。