二匹の神使な妖獣からの溺愛が止まない
ひな祭り
~青蘭~
毎日幸せに平和に過ごしてる俺たち。
季節は流れて2月になった。
俺は莉子のことが前にも増して大事になっていた。
『莉子~、チューしよ』
『莉子、こっち向いて?』
『抱きしめて良い? 莉子』
莉子莉子莉子って…。
ずっと言ってる。
惺音ちゃんのことは…どうなんだろう、大事なのは変わらないけど…莉子への気持ちと惺音ちゃんへの気持ちは違う。
どっちがどうとか分からないけど…。
とにかく今はそんなこと考えるのも莉子に申し訳ないくらい莉子に夢中。
そんなある日、今日も俺たちはみんなで仲良く夜ご飯。
「もうすぐ3月だねー。1年ってあっという間」
なんてのんびりと会話をする。
「そういえばさあ」
莉子が言った。
「もうすぐひな祭りだけど、このおうち、こんなに大きいお屋敷なのに去年もお雛様飾ってなかったよね?」
「ああ…ひな祭りねえ…。あれは人間のための催しだし、九十九神が宿りやすいからうちでは飾ってない」
「そうなんだ…」
莉子が寂しそうな顔をする。
でも俺は分からない。
ひな祭り?
何それ…。
毎日幸せに平和に過ごしてる俺たち。
季節は流れて2月になった。
俺は莉子のことが前にも増して大事になっていた。
『莉子~、チューしよ』
『莉子、こっち向いて?』
『抱きしめて良い? 莉子』
莉子莉子莉子って…。
ずっと言ってる。
惺音ちゃんのことは…どうなんだろう、大事なのは変わらないけど…莉子への気持ちと惺音ちゃんへの気持ちは違う。
どっちがどうとか分からないけど…。
とにかく今はそんなこと考えるのも莉子に申し訳ないくらい莉子に夢中。
そんなある日、今日も俺たちはみんなで仲良く夜ご飯。
「もうすぐ3月だねー。1年ってあっという間」
なんてのんびりと会話をする。
「そういえばさあ」
莉子が言った。
「もうすぐひな祭りだけど、このおうち、こんなに大きいお屋敷なのに去年もお雛様飾ってなかったよね?」
「ああ…ひな祭りねえ…。あれは人間のための催しだし、九十九神が宿りやすいからうちでは飾ってない」
「そうなんだ…」
莉子が寂しそうな顔をする。
でも俺は分からない。
ひな祭り?
何それ…。