神殺しのクロノスタシス7〜後編〜
第二部8章
side羽久
ーーーーーー…ベリクリーデが、町中で白昼堂々、何者かに拉致された。
その知らせを聞いたのは、俺とシルナが聖魔騎士団魔導隊舎を訪ねていた時だった。
シルナが言い出したのである。
「キュレム君とルイーシュ君、大丈夫かな…。…それに、シュニィちゃん達もきっと心配してるだろうし…。…よし、チョコケーキを差し入れしてあげよう!」
…と。
キュレムとルイーシュが心配(←分かる)。
シュニィ達も心配(←分かる)。
よし、チョコケーキを差し入れしよう!(←理解不能)。
しかし、チョコレートは元気を出す為の万能薬、という謎の持論を信じて疑わないシルナに、正論は通じない。
仕方なく、シルナについていくと。
シルナは行きつけのケーキショップで、ありったけのチョコケーキを購入。
ちゃっかりと、自分の分も購入していた。
差し入れじゃなかったのかよ。
そして、そのチョコケーキを持って、聖魔騎士団魔導部隊隊舎にを差し入れに持って行く途中…。
「はー。良い買い物が出来たねー」
巨大なケーキボックスを手に、ケーキショップから出たシルナは。
まるで少女のように、うきうきと、スキップせんばかりのご機嫌な様子だった。
幸せな男だよ。
「ここ、長くお世話になってるけど、本当に良いお店だよね」
「あ?」
「店員さんも優しいし、ケーキも美味しいし!」
「…まぁ、うん。…そうだな」
シルナは、超のつく常連客として、店員さんに顔を覚えられている。
多分、「チョコの人」とか、「チョコおじさん」とか呼ばれてるんだろうな。
それだけならまだしも、「チョコ狂い」とか、「糖尿病予備軍」とか呼ばれてるかもしれない。
無理もない。
「あっ…。羽久がまた、私に失礼なこと考えてる気がする…」
事実だろ。
「でも、今日は良い買い物が出来たら、いくら失礼なこと考えられても気にならないや!」
「そうか。店員に、チョコ狂いとか言われてなければ良いな」
「ちょっと!羽久が私に失礼なこと言ってる!」
気にならないんじゃなかったのかよ。
「きっと喜んでくれるはずだよ、シュニィちゃん達も元気を出してくれ、」
「あ、学院長せんせーじゃん。何やってんの?」
「ひぇっ!?」
突然、目の前に現れた人物に。
心臓がピンポン玉サイズのシルナは、びくーっ!と身体を震わせた。
俺もビビった。
何せこいつら…足音も、気配もなく。
突然、目の前に現れたのだから。
「すぐり…。それに、令月…!?」
「奇遇だね」
イーニシュフェルト魔導学院の生徒にして、『アメノミコト』の元暗殺者。
令月とすぐりのコンビと、町中でばったり出くわした。
その知らせを聞いたのは、俺とシルナが聖魔騎士団魔導隊舎を訪ねていた時だった。
シルナが言い出したのである。
「キュレム君とルイーシュ君、大丈夫かな…。…それに、シュニィちゃん達もきっと心配してるだろうし…。…よし、チョコケーキを差し入れしてあげよう!」
…と。
キュレムとルイーシュが心配(←分かる)。
シュニィ達も心配(←分かる)。
よし、チョコケーキを差し入れしよう!(←理解不能)。
しかし、チョコレートは元気を出す為の万能薬、という謎の持論を信じて疑わないシルナに、正論は通じない。
仕方なく、シルナについていくと。
シルナは行きつけのケーキショップで、ありったけのチョコケーキを購入。
ちゃっかりと、自分の分も購入していた。
差し入れじゃなかったのかよ。
そして、そのチョコケーキを持って、聖魔騎士団魔導部隊隊舎にを差し入れに持って行く途中…。
「はー。良い買い物が出来たねー」
巨大なケーキボックスを手に、ケーキショップから出たシルナは。
まるで少女のように、うきうきと、スキップせんばかりのご機嫌な様子だった。
幸せな男だよ。
「ここ、長くお世話になってるけど、本当に良いお店だよね」
「あ?」
「店員さんも優しいし、ケーキも美味しいし!」
「…まぁ、うん。…そうだな」
シルナは、超のつく常連客として、店員さんに顔を覚えられている。
多分、「チョコの人」とか、「チョコおじさん」とか呼ばれてるんだろうな。
それだけならまだしも、「チョコ狂い」とか、「糖尿病予備軍」とか呼ばれてるかもしれない。
無理もない。
「あっ…。羽久がまた、私に失礼なこと考えてる気がする…」
事実だろ。
「でも、今日は良い買い物が出来たら、いくら失礼なこと考えられても気にならないや!」
「そうか。店員に、チョコ狂いとか言われてなければ良いな」
「ちょっと!羽久が私に失礼なこと言ってる!」
気にならないんじゃなかったのかよ。
「きっと喜んでくれるはずだよ、シュニィちゃん達も元気を出してくれ、」
「あ、学院長せんせーじゃん。何やってんの?」
「ひぇっ!?」
突然、目の前に現れた人物に。
心臓がピンポン玉サイズのシルナは、びくーっ!と身体を震わせた。
俺もビビった。
何せこいつら…足音も、気配もなく。
突然、目の前に現れたのだから。
「すぐり…。それに、令月…!?」
「奇遇だね」
イーニシュフェルト魔導学院の生徒にして、『アメノミコト』の元暗殺者。
令月とすぐりのコンビと、町中でばったり出くわした。