神殺しのクロノスタシス7〜後編〜
フユリ様との謁見の後。
シルナは一足先に、イーニシュフェルト魔導学院に戻った。
一方の俺は、聖魔騎士団魔導隊舎に向かって。
魔導部隊の大隊長達に、今すぐイーニシュフェルト魔導学院に来て欲しい、と要請した。
突然訪ねた為、生憎、クュルナ、エリュティア、吐月の3人は、任務中で不在だったので。
学院にやって来た大隊長達は、シュニィ、キュレムとルイーシュ、無闇、ジュリスとベリクリーデの6人だけだった。
その6人と、学院の面々が、学院長室に集結することとなった。
そこで俺とシルナは、フユリ様の「お願い」を説明することにした。
「ごめんね、みんな。よく来てくれたね…。忙しいところを…」
シルナが、まずはそう前置きした。
真っ先に眉をひそめ、答えたのはイレースだった。
「まったくです。次の抜き打ちテストの問題を作っていたところだったというのに…」
「うぐっ…。ま、また…?」
抜き打ちテストの頻度、多過ぎだろ。イレース。
あの凄まじい問題量の抜き打ちテストを、こうも頻繁に…。
シルナじゃないが、生徒が可哀想になってくる。
更に、イレースに続いてナジュが、
「そうですよ。僕だって、今から精神世界に行ってリリスとイチャイチャしようと思ってたのに…」
お前は暇だろ。
「ねぇ、天音さんもそう思いますよね?」
「えっ?いや、僕は…。特に予定はなかったけど…」
ナジュと違って、天音は素直だな。
更に、マシュリは。
「僕は本来、今日は週一の猫会議の日だったんだけど、雨が降ってるから中止になったんだ。だから暇だよ」
「あ、そう…」
…何?猫会議って。
何を話し合うんだよ。…近所の猫の噂話とか?新作猫缶の品評会とか?
「僕と『八千代』は忙しかったよ。農薬の研究をしてるところだったから」
と、令月が言った。
いや、お前とすぐりは呼んだ覚えないんだけど?
勝手に来たんだろ。お前達は。
…え?今なんて言った?
「…何だよ?農薬の研究って」
「冬の間、農作業が少ない間に、無添加の農薬を自分達で開発しようと思って」
「トウガラシとかユーカリとかミントとか、自然の素材だけを使って、特製の農薬を作ってるんだよねー」
令月とすぐりが、順番に言った。
…最早、学生の園芸部の活動範疇を大幅に越えてるな。
「…それって、効果あるのか?」
「…試してみる?」
「いや…遠慮しておく…」
令月とすぐりが管理する畑に、一歩でも足を踏み入れようものなら。
どんな目に遭うか、分かったもんじゃない。
すると、その話を聞いたベリクリーデが。
「農薬だって。私達もバナナにお水をあげてたところだったんだよね、ジュリス」
と、ジュリスに向かって言った。
「ば…バナナ…?」
「あー…。うん、ちょっと、色々あってな…」
言葉を濁すジュリス。
「バナナは…ルーデュニアの気候じゃ育たないんじゃないか?」
「そうなんだけど…。その通りなんだけど…。ベリクリーデが育ててるのは、メイカイバナバナバナナで…」
え?
「あ、いや、何でもない。俺はともかく、ベリクリーデは大抵いつも暇だから、好きなだけこき使ってくれて良いぞ」
「えへん」
「いや、褒めてないから。威張るな」
…えーと。
ジュリスとベリクリーデも、丁度今はフリーだったってことで、OK?
シルナは一足先に、イーニシュフェルト魔導学院に戻った。
一方の俺は、聖魔騎士団魔導隊舎に向かって。
魔導部隊の大隊長達に、今すぐイーニシュフェルト魔導学院に来て欲しい、と要請した。
突然訪ねた為、生憎、クュルナ、エリュティア、吐月の3人は、任務中で不在だったので。
学院にやって来た大隊長達は、シュニィ、キュレムとルイーシュ、無闇、ジュリスとベリクリーデの6人だけだった。
その6人と、学院の面々が、学院長室に集結することとなった。
そこで俺とシルナは、フユリ様の「お願い」を説明することにした。
「ごめんね、みんな。よく来てくれたね…。忙しいところを…」
シルナが、まずはそう前置きした。
真っ先に眉をひそめ、答えたのはイレースだった。
「まったくです。次の抜き打ちテストの問題を作っていたところだったというのに…」
「うぐっ…。ま、また…?」
抜き打ちテストの頻度、多過ぎだろ。イレース。
あの凄まじい問題量の抜き打ちテストを、こうも頻繁に…。
シルナじゃないが、生徒が可哀想になってくる。
更に、イレースに続いてナジュが、
「そうですよ。僕だって、今から精神世界に行ってリリスとイチャイチャしようと思ってたのに…」
お前は暇だろ。
「ねぇ、天音さんもそう思いますよね?」
「えっ?いや、僕は…。特に予定はなかったけど…」
ナジュと違って、天音は素直だな。
更に、マシュリは。
「僕は本来、今日は週一の猫会議の日だったんだけど、雨が降ってるから中止になったんだ。だから暇だよ」
「あ、そう…」
…何?猫会議って。
何を話し合うんだよ。…近所の猫の噂話とか?新作猫缶の品評会とか?
「僕と『八千代』は忙しかったよ。農薬の研究をしてるところだったから」
と、令月が言った。
いや、お前とすぐりは呼んだ覚えないんだけど?
勝手に来たんだろ。お前達は。
…え?今なんて言った?
「…何だよ?農薬の研究って」
「冬の間、農作業が少ない間に、無添加の農薬を自分達で開発しようと思って」
「トウガラシとかユーカリとかミントとか、自然の素材だけを使って、特製の農薬を作ってるんだよねー」
令月とすぐりが、順番に言った。
…最早、学生の園芸部の活動範疇を大幅に越えてるな。
「…それって、効果あるのか?」
「…試してみる?」
「いや…遠慮しておく…」
令月とすぐりが管理する畑に、一歩でも足を踏み入れようものなら。
どんな目に遭うか、分かったもんじゃない。
すると、その話を聞いたベリクリーデが。
「農薬だって。私達もバナナにお水をあげてたところだったんだよね、ジュリス」
と、ジュリスに向かって言った。
「ば…バナナ…?」
「あー…。うん、ちょっと、色々あってな…」
言葉を濁すジュリス。
「バナナは…ルーデュニアの気候じゃ育たないんじゃないか?」
「そうなんだけど…。その通りなんだけど…。ベリクリーデが育ててるのは、メイカイバナバナバナナで…」
え?
「あ、いや、何でもない。俺はともかく、ベリクリーデは大抵いつも暇だから、好きなだけこき使ってくれて良いぞ」
「えへん」
「いや、褒めてないから。威張るな」
…えーと。
ジュリスとベリクリーデも、丁度今はフリーだったってことで、OK?