神殺しのクロノスタシス7〜後編〜
第二部4章
sideキュレム
ーーーーーー…こうして。
スパイとして、キルディリア魔王国に潜入する、という重大な任務に、(消去法で)選ばれてしまった、俺とルイーシュ。
御大層な使命を帯びてしまった訳だが。
俺個人としては、ぶっちゃけ、世界の情勢のこととか、どうでも良い。
まぁ、戦争に負けたアーリヤット皇国は、気の毒だなぁとは思うけど。
でも、アーリヤット皇国の…ナツキ様、だっけ?
あの人、妹のフユリ様への嫉妬心のあまり、随分好き勝手なことしてきたじゃん。
イーニシュフェルト魔導学院にも、ちょっかい出してきたしな。
他人に喧嘩売ってんだから、自分も喧嘩を売られる覚悟くらい、当然してるよな?
自業自得って言うんだよ。そういうの。
だから、ナツキ様にはあんまり同情してない。
でも、国民は関係ないしなぁ?
戦争なんて、兵力も財力も消費する、おまけに憎しみを量産するだけで、なんも良いことないと思うけど。
…って思うのは、俺が平和なルーデュニア聖王国に生まれたから、なんだろうけど。
キルディリア魔王国ってのは、めちゃくちゃ不毛な島国らしいし。
あわよくば他国の領土を、って…ずっと思い続けてきたのだろう。
言い分が分からなくもないが。
だが、誰だって自分の平和を害されたくはないだろうよ。
自分勝手かもしれないが、俺はそう思うね。
…って、長たらしい持論はどうでも良い。
それよりも。
「…おい、ルイーシュ。お前さっきから、何やってんだよ。…ってかこの匂い、何?」
「あ、はい?回想終わりました?」
ルイーシュが、スッと顔を上げてこちらを向いた。
そのルイーシュの前の机には、お湯を入れて蓋をした、カップ麺が置いてあった。
…さっきから、鼻腔をくすぐる添加物の匂いは、それかよ。
スパイとして、キルディリア魔王国に潜入する、という重大な任務に、(消去法で)選ばれてしまった、俺とルイーシュ。
御大層な使命を帯びてしまった訳だが。
俺個人としては、ぶっちゃけ、世界の情勢のこととか、どうでも良い。
まぁ、戦争に負けたアーリヤット皇国は、気の毒だなぁとは思うけど。
でも、アーリヤット皇国の…ナツキ様、だっけ?
あの人、妹のフユリ様への嫉妬心のあまり、随分好き勝手なことしてきたじゃん。
イーニシュフェルト魔導学院にも、ちょっかい出してきたしな。
他人に喧嘩売ってんだから、自分も喧嘩を売られる覚悟くらい、当然してるよな?
自業自得って言うんだよ。そういうの。
だから、ナツキ様にはあんまり同情してない。
でも、国民は関係ないしなぁ?
戦争なんて、兵力も財力も消費する、おまけに憎しみを量産するだけで、なんも良いことないと思うけど。
…って思うのは、俺が平和なルーデュニア聖王国に生まれたから、なんだろうけど。
キルディリア魔王国ってのは、めちゃくちゃ不毛な島国らしいし。
あわよくば他国の領土を、って…ずっと思い続けてきたのだろう。
言い分が分からなくもないが。
だが、誰だって自分の平和を害されたくはないだろうよ。
自分勝手かもしれないが、俺はそう思うね。
…って、長たらしい持論はどうでも良い。
それよりも。
「…おい、ルイーシュ。お前さっきから、何やってんだよ。…ってかこの匂い、何?」
「あ、はい?回想終わりました?」
ルイーシュが、スッと顔を上げてこちらを向いた。
そのルイーシュの前の机には、お湯を入れて蓋をした、カップ麺が置いてあった。
…さっきから、鼻腔をくすぐる添加物の匂いは、それかよ。