コンネリシャス王国の恋物語2 亡国の王女と心優しい王子の恋
一方リリーは何とかピートを見つけて話を
しなくてはと思っていたのだが、なんと
ピートが店にリリーを訪ねてきてくれたのだ
リリーはびっくりしてピートに駆け寄ると、
お店をマリアに頼んで家に入ってもらった。
「またここに住んでいるとは
思わなかったです。でも港で一目見て
姫様だと分かりました。
グリードシャム殿下にそっくりですから
殿下は本当に美しい人でした。
姫様に出会った後どうしても気になって、
ここにきてみたのです。
ルビシア様はお元気ですか?」
「ありがとう。私もあなたを探しに港に
行こうと思っていたの。母は私が5歳の
時に亡くなったのよ。
今まで何もした事がなかった人が朝から
晩まで必死で働いていたから、体が
ついていかなかったのね」
そう言って寂しく笑うリリーに
「でも、殿下は真珠を沢山ルビシア様に
お渡しになっていましたよ」
「そうね。でもそれはいつかカメリアの
民の為に使って欲しいと言ってなるべく
使わない様に自分たちの生活費は働いて
賄うのだと言って頑張っていたの。
母が亡くなった後は15歳まで私は
孤児院にお世話になったのよ。
その後は3年花屋さんで働いてこの店を
始めたの、その時この家を買うのに
真珠を少し使わせてもらったのだけど、
カメリアに行くときにお金を貯める
ことも一つの目的だったんだけど、
自分でお金をためなければと思ったの。
この店の売り上げは結構いいのよ。
後1年もしたら買った分のお金は
取り返せるわ。それに此処は何故か
すごく安かったのよ。きっと母が
守っていてくれたように思えるの」
「ああっ、なんてことだ。
何も知らなくて乳母のスーシュリは
高齢だったから、もうご存命ではないと
思っていましたが、ルビシア様には
お会いできると思っていました。
私も皆様が此処に落ち着いた後、自分の
生活を立て直すのに必死だったのです。
殿下より私も真珠を少し頂いていたのですが
使う気になれなくて今でもそのまま持って
いるのです。海が好きで船を操る事しか
できないので、あちこちの港で働きました
バンアロア国やトピアーズ共和国にも
行きました。
またコンネリシャス王国に舞い戻ったのは
5年くらい前なのです。ここはいい処ですね。
やはりこの国に最初からいればよかったと
つくづく思いました。ここでパイロットと
言う仕事を見つけてやっと落ち着きました。
その時この家を見に来たのですがもう誰も
住んでいなくて空き家になっていました。
近所の人達に聞いても何もわからなかった
のです。だから、きっとどこかに
引っ越して元気にやっていらっしゃると
そう思うことにしたのです」
「そうなの、ピートさんも苦労したのね。
真珠を使ってくれればよかったのに、
母もあなたも律儀な人ね。
カメリア人て皆そうなのかしら?」
「いや、そんなことはないでしょうが
カメリア人は皆お人好しで争いを
好みません。大らかで優しい人が
多いのです」
「そうなのね。母は毎晩カメリアの話を
聞かせてくれてもう自分もそこに暮らして
いたみたいに思ってしまう程なのよ。
行ったこともないのにね。
母の最期の望みは、私にカメリアに行って
欲しいという事なの、それで民が困って
いたら真珠を売って少しでも助けに
なるようにしてほしいと言っていたわ。
そして父や祖父母がどんな最期を
遂げたのかちゃんと葬ってもらったのか
見てきてほしいと言ったの。私の使命は
とにかく一度カメリアに行く事なのよ。
だからピートさんあなたの協力が必要なの」
しなくてはと思っていたのだが、なんと
ピートが店にリリーを訪ねてきてくれたのだ
リリーはびっくりしてピートに駆け寄ると、
お店をマリアに頼んで家に入ってもらった。
「またここに住んでいるとは
思わなかったです。でも港で一目見て
姫様だと分かりました。
グリードシャム殿下にそっくりですから
殿下は本当に美しい人でした。
姫様に出会った後どうしても気になって、
ここにきてみたのです。
ルビシア様はお元気ですか?」
「ありがとう。私もあなたを探しに港に
行こうと思っていたの。母は私が5歳の
時に亡くなったのよ。
今まで何もした事がなかった人が朝から
晩まで必死で働いていたから、体が
ついていかなかったのね」
そう言って寂しく笑うリリーに
「でも、殿下は真珠を沢山ルビシア様に
お渡しになっていましたよ」
「そうね。でもそれはいつかカメリアの
民の為に使って欲しいと言ってなるべく
使わない様に自分たちの生活費は働いて
賄うのだと言って頑張っていたの。
母が亡くなった後は15歳まで私は
孤児院にお世話になったのよ。
その後は3年花屋さんで働いてこの店を
始めたの、その時この家を買うのに
真珠を少し使わせてもらったのだけど、
カメリアに行くときにお金を貯める
ことも一つの目的だったんだけど、
自分でお金をためなければと思ったの。
この店の売り上げは結構いいのよ。
後1年もしたら買った分のお金は
取り返せるわ。それに此処は何故か
すごく安かったのよ。きっと母が
守っていてくれたように思えるの」
「ああっ、なんてことだ。
何も知らなくて乳母のスーシュリは
高齢だったから、もうご存命ではないと
思っていましたが、ルビシア様には
お会いできると思っていました。
私も皆様が此処に落ち着いた後、自分の
生活を立て直すのに必死だったのです。
殿下より私も真珠を少し頂いていたのですが
使う気になれなくて今でもそのまま持って
いるのです。海が好きで船を操る事しか
できないので、あちこちの港で働きました
バンアロア国やトピアーズ共和国にも
行きました。
またコンネリシャス王国に舞い戻ったのは
5年くらい前なのです。ここはいい処ですね。
やはりこの国に最初からいればよかったと
つくづく思いました。ここでパイロットと
言う仕事を見つけてやっと落ち着きました。
その時この家を見に来たのですがもう誰も
住んでいなくて空き家になっていました。
近所の人達に聞いても何もわからなかった
のです。だから、きっとどこかに
引っ越して元気にやっていらっしゃると
そう思うことにしたのです」
「そうなの、ピートさんも苦労したのね。
真珠を使ってくれればよかったのに、
母もあなたも律儀な人ね。
カメリア人て皆そうなのかしら?」
「いや、そんなことはないでしょうが
カメリア人は皆お人好しで争いを
好みません。大らかで優しい人が
多いのです」
「そうなのね。母は毎晩カメリアの話を
聞かせてくれてもう自分もそこに暮らして
いたみたいに思ってしまう程なのよ。
行ったこともないのにね。
母の最期の望みは、私にカメリアに行って
欲しいという事なの、それで民が困って
いたら真珠を売って少しでも助けに
なるようにしてほしいと言っていたわ。
そして父や祖父母がどんな最期を
遂げたのかちゃんと葬ってもらったのか
見てきてほしいと言ったの。私の使命は
とにかく一度カメリアに行く事なのよ。
だからピートさんあなたの協力が必要なの」