遠距離恋愛でも繋ぎ止めておきたい天然彼女が可愛いすぎる
「可愛い(笑)俺さ青木に突っ込まれて笑ってる江藤を見てて、表情が豊かだなって思ってたんだよ、付き合ったら楽しいだろうなって最近思ってた所の今日のドジ加減、ツボるんだよな〜」
慶太はそう言って笑った。
「そんな、笑わなくても…むぅ」
ぷくっと頬を膨らませた。
その顔〜とまたからかわれた。
詩織はほっぺたを軽くつままれ
「いひゃい…」
「なあ、付き合おうぜ、可愛がるし」
「れも…」
慶太は耳元で囁いた。
「いいよな…ふっ」
「ひゃい!」
「よし!詩織は今から俺の彼女な…ちゅっ」
頬をつまんでいた手を外し、後頭部に軽く手を添えると、詩織の口唇に軽くキスをした。
「何で、名前…」
「ん?気になる子の名前くらい知ってるし、俺の事は慶太って呼べよな、なぁ、キスより名前呼びの方に反応するんだな(笑)」
「無理だよーあっ、今キスもしたー」
「無理とは?あぁ、呼び捨ての事か、遅い反応(笑)キスも慣れるって」
「むぅう〜」
詩織は何故か悔しそうに唸っていた。
「キスはもしかして初めて?」
詩織は頷いた。
「い、いきなりなんて…ずるい…むぅ」
頬を膨らますとそのまま顔が近づいてきて
「この顔、この顔、可愛い…ちゅー」
と何秒か口をつけたままで離すと
「またしたー」
と何故か悔しそうな表情をするのが慶太には面白くて笑っていると
「足音がする」