遠距離恋愛でも繋ぎ止めておきたい天然彼女が可愛いすぎる
「じゃあお先に」
と詩織はお湯をためて久しぶりにゆっくり浸かったのだ。
慶太くん…珍しく緊張してる。
自信に溢れているのに、実は緊張する人で、寂しがりやで、ちょっぴり泣き虫で…とっても優しい人…
試合の前にはずっとバスケットボールを持ってないと落ち着かないと高校の時に聞いたことがある。
それを聞いたとき嘘でしょと思ったが川辺くんも知っていてなんとか緊張をほぐすらしいのだ。
とりあえずみんなが背中を叩いていくと聞いたことがあったっけ。
よし!と詩織はお風呂から出てベッドにそっと近づいた。
「えいっ!」
詩織は背中を思い切り叩いたのだ。
「いってぇ!」
「どう?」
「何がだよ!」
「緊張してる時にはこうするんでしょ?」
「は?しねえよ」
「あれぇ…」
詩織は腕を組んで考えていた。
「慶太くんて意外と緊張するでしょ?昔、川辺くんにこうするって聞いたような……」
「試合で緊張するのは慎吾だよ、それをやってたのは俺ら(笑)」
「反対?あれ、どこでどう聞いたんだろ?」
詩織は慶太に引っ張られた。
「よくも叩いてくれたな…詩織、覚悟できてんだろうな」
「えっ、えっ、ごめんなさい!」
詩織はあっという間に慶太に抱き締められて大好きな胸をあらわにされた。
「俺が…ちゅっ…名古屋で行こうとしていた場所を探してたのにさ…ちゅっ、詩織は邪魔するんだな」
「あーん、ごめんねぇ…あんっ…」
「声を出すなって」
慶太はキスで塞いだ。
「…ふっ…ふっ…んっ……」