遠距離恋愛でも繋ぎ止めておきたい天然彼女が可愛いすぎる

バーベキューの後片付けは男2人にまかせて詩織はリビングで妹達と話していた。

「香央沙央は進路どうすんの?」

「悩んでるんだよね、香央」

「そう、大学も誘いは来てるけど2人で同じ所に行くかどうかって」

「まあ離れてみるのもありだよね、沙央が香央に頼っちゃうのもどうかと思う」

沙央の方が妹である。

「でも2人で大学は親もキツいでしょ、実業団もありかな…だから悩んでる」

「お母さんは2人とも大学に行って欲しいけどね」

エプロンを外しながら会話に加わった。

「お母さん……」

「推薦きてるんだし今日の大学なら家からも通えるし」

「まあ、お姉ちゃんは2人で同じ所がいいと思うよ、お姉ちゃんの意見なんて参考にならないけど、誰かが側にいるって心強いから(笑)」

『お姉ちゃん…』




「詩織〜これどこに置けばいい?」

「あー、外の物置」

詩織は立ち上がって慶太と一緒に外に出た。

「お姉ちゃんて悩むことあるのかな?ねぇお母さん」

「詩織はね、高校を決めるのに凄く悩んだわよ」

「へぇ、やっぱり雪がイヤとか?」

「逆よ、雪の苦労を知りたいって(笑)」

「変なの」

「ニュースで高校生がボランティアで雪かきをしてるのを見て大変だ、手伝いたいって…お母さんは地震も多いから他の所も推薦はあるよって言ったんだけどね、今じゃないと経験できないからって……でもそれで慶太くんと出会ってよかったわ」

「スポーツでは有名な高校だもんね」

「まあ、努力はする子だったわよ、集中するからぼーっとしてると変な事を言っちゃうのよ」

「面白いよね、お姉ちゃんて(笑)」

「でも可愛いよね」

3人で笑いあっていた。

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