遠距離恋愛でも繋ぎ止めておきたい天然彼女が可愛いすぎる
「私だってね、全日本の大会とか代表に選ばれないととりあげられないから私の苗字より慶太くんの写真集の方が大事だよ」
慶太は明らかに残念そうな顔をしている。
「そっか……詩織と結婚するの楽しみにしてこの旅行の計画も立てたんだけどな」
「それは私だってだよ、でもとりあえず両家の許可はもらえたし、この旅行も意味はあったと思うから楽しも!」
「詩織がまともな事を言ってる……」
それだけ慶太くんのファンはたくさんいるのよと詩織は言った。
「私も買うから(笑)」
「いや普通に渡すし」
「売り上げに貢献したいもん」
「まあ、撮影の時にちゃんと色々聞いてみとくな」
「うん!」
2人はベッドに入った。
「もしさ……」
「ん?」
「籍が春に入れれなくても婚約指輪を渡したい」
「……慶太くん」
「詩織へのプレゼント」
「ありがとう、仕事中につけるね」
詩織から慶太にキスをした。
明日も楽しもうと眠りについたのだった。
次の日の朝、詩織が目覚めるとベッドに慶太くんはいなかった。
「走りに行ったのかな?」
とりあえずホテルを出る準備をして着替えて待っていた。
9時過ぎになってやっと慶太くんが戻ってきたのだ。
「おはよう、どこへ行ってたの?」
慶太くんはビニール袋を持っていてテーブルに置いた。
シャワーしてくると言って出てくるとビニールから使い捨ての容器にお弁当が2つ
「これ……もしかして、お母さんのお弁当?」
慶太は頷いた。
「私の好きな物ばっかりだ、いつも試合の時にいれてくれていたお弁当だ」
慶太くんはあれから考えてせっかく挨拶に行ったのに自分の都合で籍を入れられないかも知れないと詩織の家まで謝りに行ってきてくれたのだった。