遠距離恋愛でも繋ぎ止めておきたい天然彼女が可愛いすぎる
「よっ」
慶太が入り玄関のドアが閉まると慶太は詩織を抱きしめた。
「会いたかった〜」
「びっくりしたよ」
詩織が見上げると慶太はすぐにキスをくれた。
「歯磨き粉の味(笑)」
「うん、歯磨きして終わったところだった(笑)」
詩織の部屋はベッドとテーブルのみとシンプルなワンルームでこれから軽くパックをして化粧をしようと思っていた矢先だったが、ベッドに押し倒されてキスをたくさんくれる…
「んっ…」
高校時代はまともにキスも上手くできなくて、いつも慶太くんには待ってと何回も止めさせてしまっていた。
怜奈には相当我慢してるんじゃない?とも言われたけど慶太くんは焦らなくても大丈夫と私のペースに合わせてくれた。
寮だし、部活の時間も違うし、怜奈と川辺くんの方がいつ、どこでイチャついているのかが不思議だったくらいだ。
逆に慶太くんはバレて停学とかはこれからの進路にかかわると言って無茶はしなかった。
成績も優秀で海外の大学を目指してるとテスト勉強をたまに一緒にしていた時に語ってくれていたのだ。
もちろん今は英語はばっちり話せる。
詩織も海外遠征や国際大会があるのである程度は理解はできる。
「詩織…いい?」
「…うん」
偶然高校時代にお揃いで買ったTシャツを着ていて、お互いが笑い、脱がせあった。
「静かにな」
「うん……あっ……あんっ……」
「しー」
「だって…」
詩織は自分の口を手でおさえた。
「んっ、んっ……」
「あー、詩織、詩織」
小さな声で詩織の弱い耳元で囁いてくる慶太。
「ごめん…もう…」
詩織はコクコクと頷き慶太はドサッと詩織に覆いかぶさった。