遠距離恋愛でも繋ぎ止めておきたい天然彼女が可愛いすぎる

「慎吾が前に青木のサイズを言ってて、詩織はぷにぷにだから多分2サイズくらいはでかいかなって(笑)」

「ぷにぷにって!むぅ」

「まあまあ(笑)詩織のここ、好きなんだよ」

慶太は詩織の手の甲をつまんだ。

「つまめるんだぜ、気持ちいいんだよ」

手の甲の肉を上に上に何度もつまむのだ。

「ひどーい」

「何でだよ、俺が好きって言ってるからいいんだよ、高校から肥えたのもわかるし、筋肉で体作ってるんだから全然いいんだよ、それが詩織のスマッシュが重たい武器なんだから…なっ、そうだろ?」

「そう…だけど」


「いずれちゃんとした石の指輪を買ってやるからな」

「いいの?」

「いいけど、せめて俺にプロポーズはさせて欲しかった」


「……ん?プロポーズって?」

「だって赤崎って事は結婚するって事だろ?」

「……あーー」

詩織は何故か視線を反らせた。

「はぁ?どういう事だよ、何だ今の間は」

詩織はモジモジしながら話した。


「あのね、ペアって2人の苗字で呼ばれる事が多いのね…あだ名と言うか…呼び方?」

慶太は頷いていた。

「江藤って略すのが難しくて…」

「は?」

「だからー、ペア相手が松平なら、松赤とか赤松とか…赤平とかでも、組み合わせれるでしょ(笑)」

慶太はベッドに大の字になった。

「何だよ、それー」

「結構バドミントンでは重要なんだけどな、有名にならなきゃ呼ばれないし」

「俺といる時に他の男の事を考えるなーーー」

詩織は慶太の上に乗った。

「春に登録があるから考えておいてね、ふふっ」

詩織が上からキスを落とすと2人はもう一度抱き合った。
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