遠距離恋愛でも繋ぎ止めておきたい天然彼女が可愛いすぎる
「まあ監督が決めたなら仕方ないね、松平の気持ちとか知らないからさ」
「ん?気持ち?どういう事?」
「今は言わない」
「気になるじゃん……私の事嫌いとか?」
「それはないはず」
怜奈は実は松平が詩織に好意を持っている事を知っているのだ。
高校のインターハイで一目惚れしたらしい事は同期で集まった時に聞いたことがある。
怜奈にさりげなく詩織の情報を聞いてくるからバレバレなんだけど、詩織から赤崎の事を誰にも言わない限り怜奈から言う事じゃないから黙っている。
まあ、4年経っても行動を起こさない松平も組むことになるとそろそろ動くような気はするけど…
「あっ、そうだ、私もね慶太くんと籍入れる」
最後のデザートを食べていると詩織がいきなり言った。
「はあ?聞いてないんですけど!」
「う〜、だって…今言ったから」
怜奈が珍しく怒っている。
いつも変な事を言ってもまたまた〜と笑ってくれていたのに…
「生活出来るの?」
まあ、そこは誰でも気になるところで
「籍は入れるけど生活はまだしない」
「もう〜詩織の言う事わかんないし!」
「そっかな〜」
高校時代からあらゆる天然さを出していたけど今のが1番わかんないわと怜奈に言われた。
「結婚て大事だよ?簡単に決めすぎだよ、ただでさえ会えてないのに、気持ち冷めないの?」
「でも私には慶太くん以外ないもん」
「松平もかっこいいじゃん」
「ないない、えっ?松平くんてかっこいいの?」
「あー、ごめん、赤崎が基準の詩織には松平は負けるな」
「そうでしょ(笑)」