遠距離恋愛でも繋ぎ止めておきたい天然彼女が可愛いすぎる
正直、まだ怜奈だってやりたかっただろうな……
きっと手術をすれば現役は続けれたはずだけど、川辺くんとの結婚を選んだ。
引退する時に怜奈に聞いたことがあった。
「ねぇ、詩織、私は自分の実力をもうわかっているの、オリンピックだってダブルスは2ペアしか出場できない、それなら慎吾に連れて行ってもらおうと思ったんだよね、今年の全日本代表に選ばれたから引退を決めたんだー」
「でもバスケがオリンピックに出れるかどうかわかんないじゃん」
「ふふっ、確率の問題よ」
やっぱり怜奈は賢いんだろうなぁ……
高校時代に組んでた時に
「詩織は本能で動いて」と言われたことがある。
私なんて今の事しか考えられない脳なのに、先の事なんて分からない。
『余裕』が欲しいなぁ……
詩織は帰宅してお風呂に入っている間に慶太くんから着信が入っていてかけ直した。
「ごめん、お風呂だった」
「そうかなって(笑)」
怜奈と食事をした事を話して籍を入れる事も話した。
「びっくりしてただろうな」
「うん…私、やっぱり無理言った?よね」
「いや、俺も早く結婚はしたかったしな」
「本当?」
「うん」