遠距離恋愛でも繋ぎ止めておきたい天然彼女が可愛いすぎる
詩織は本当に面白くて、付き合ってからも俺はいつも笑っていたな。
「そんなに笑うこと?」って言われ少し拗ねちゃうけど、それもまた可愛くて
「そこも可愛いんだよ」とちゃんと詩織には告げている。
ちなみに詩織には一緒に写真を撮ろうとは言われた事はない。
卒業旅行で撮ったくらいだ。
なんなら俺のスマホの中だけで詩織の中には多分ない。
詩織にとってはスマホは時計が主な使い道なのだから(笑)
さて、明日の朝には松平の事でも聞いてみようかな...
「もしもし、詩織?お疲れ様」
「慶太くんもお疲れ様」
「夏バテしてない?」
「うーんちょっと?筋トレしてるから筋肉痛〜」
「へぇ、筋トレかぁ、松平と組むから?」
「そうね、パワーつけなきゃ」
「松平からは食事の時に告られなかった?」
「告白はされてないと思うけど…知りたいとか言われた」
「ほら、やっぱりまつだいらは詩織を狙ってる」
「だからまつだいらって言うと笑っちゃうからやめてよ〜(笑)」
「ホイホイついていくなよな」
「うん、この前さ、ジャージで行っちゃって、松平くんは着替えてたのに、そこは考えが合わないよね」
「俺は?」
「慶太くんは服装は言ってくれるからありがたい(笑)」
「詩織にはちゃんと伝えないとなって思ってるからな」
「そうだ、明日から居残りで練習なの」
「ハードだなー」
「ダメだしばっかなの、そのうち松平くんにペア解消されるかも」
「まだ試合してないじゃん」
「そうだけど、今日結構厳しかった、私がその場で言ってって言ったからかもだけどね」
「無理するなよ」
「ん、ありがとう…疲れたから寝るね」
詩織はしばらく厳しい練習疲れで慶太とビデオ通話をしていても眠そうで早々に慶太がいいよと睡眠を取らせてくれた。