遠距離恋愛でも繋ぎ止めておきたい天然彼女が可愛いすぎる
「もう終わり……寝よう」
慶太は詩織を抱きしめてベッドに横になった。
「6時起きな」
「うん」
詩織は慶太の胸に頭をつけて眠りについだ。
まだ話したかったけど疲れていた詩織はすぐに寝息を立てていた。
「…お疲れさん、よく頑張ったな……ちゅっ」
頭にキスをして慶太も眠ったのだった。
朝起きると筋肉痛の詩織はゆっくり体を起こした。
「あー、マッサージ行かなきゃだ」
「してやろうか?」
慶太の手が伸びてきて詩織の胸をマッサージし始めた。
「もう、ここは筋肉痛じゃないのよ、慶太くん」
「気持ちいいだろ?」
「むぅ…」
「ダメだ……抱きたいけど時間がねぇ、夜、可愛がってやるな(笑)母さんとホテルに帰ってこいよな」
「わかった…でも翔太くんと会うの?昨日電話で、明日なって言ってたけど」
「今日、翔太と一緒に取材なんだよ」
「そうなんだ、凄いね、翔太くん」
「俺だろ?(笑)」
「あっ、そっか……でも兄弟で凄いからの取材でしょ?」
「まあ……」
「2人とも凄い!」
パチパチパチと拍手をして詩織は喜んだ。
「可愛いやつ……」
詩織にちゅっとキスをした。
「翔太の午前中の練習後に大学で取材受けるから、帰ってくる時間はわかんないけど、また連絡入れるから、この部屋か、母さんといろよ」
「はーい、ショッピング楽しみ〜」
「遠慮せずに何でも買ってもらえよな、喜ぶんだから」
「はーい……さっ支度、支度」
ホテル近くのコーヒーショップで朝食をとり、タクシーで詩織の会社で詩織を降ろして慶太は駅に向かった。