遠距離恋愛でも繋ぎ止めておきたい天然彼女が可愛いすぎる
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ロッカーで制服に着替え席に着くと朝礼で昨日の結果を言われ皆から拍手をもらった。
課内のボードで休みの予定を見て慶太くんに昼休みに相談をした。
もし松平くんの言う通り全日本帯同になれば忙しくなるしと言うと
「今週末はどう?」
と慶太くんが言ってくれたので、実家へ帰省したいと上司に話して、まとめて1週間の休みを取得した。
8月に休みをみんな取っていたのですんなりOKが出た。
詩織の両親は普通のサラリーマンで週末休みの日がいいだろうと実家の事も考えてくれる慶太くんは優しい人だ。
仕事が終わると監督の部屋へ行き週末から一週間の休みを伝えた。
なるべく大会に出て、来年の全日本代表を目指してくれと言われた。
バドミントンにはA代表とB代表があり、詩織は怜奈と組んでいた時はB代表にいたのだが、春に怜奈が引退したことで今年は選ばれていなかった。
ただ、故障している今の日本代表が辞退することもあるからいつでも帯同はできる様にとは言われたのだ。
監督のOKが出たので女子選手のグループLINEに今週末から1週間、夏休みを取ると報告LINEを入れた。
そして慶太くんのお母さんに連絡を入れると、返信が来るまで家に向かって歩いた。
数少ない水色のロングワンピースに着替えて下着の替えをバッグに入れているとお母さんから連絡が入り、銀座で待ち合わせということだった。
「銀座かぁ…さすがお母さんだな」
マップを確認して電車で向かった。