遠距離恋愛でも繋ぎ止めておきたい天然彼女が可愛いすぎる

慶太くんのお母さんは背が高くて昔はモデルも経験していると聞いている。

すでに買い物を済ませていたようで紙袋をたくさん持っていた。

とりあえずお父さんの衣類と化粧品を購入したものを1度預けてレディースの服売り場にやってきた。

「私も買い物久しぶりなのよ、仕事ばっかりでね」

「お仕事はお休みできたんですか?」

「今はねだいぶ社員が育ってきたからまかせてきたのよ、明後日には帰るわ」


お母さんから優勝したお祝いよと服をセットアップで買ってくれてデパートの送品コーナーで家に送る手続きを終えるとしばらく街を歩いた。

どうやらお母さんのお弟子さんがいる店に行きたいそうで詩織に場所を教えてもらい話しながら歩いていると、目の前に立っている人とぶつかりそうになった。

「すみません」

詩織が謝ると「詩織?」と呼ばれた。

顔を上げると悠里さんで、悠里さんは隣のお母さんにすぐに挨拶をしていた。

久しぶりねぇとお母さんは話していて、そうだ、慶太くんから聞いたことがあったのだ。

昔から家族ぐるみの仲だったと……

はっ、お母さんからしたら悠里さんが嫁とかの方がよかったりして!

「あっ、そうだ、優勝おめでとう」

「あ、ありがとう」

「インスタに写真載せても大丈夫?」

「あー、忘れてた!うん、いいです、はい」


「写真?」お母さんが聞いてきたので悠里さんが説明をしていた。

「へぇ、東京に進出したのね、頑張ってね」

「お母さん、もしよかったらご飯とかいかがですか?」
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