遠距離恋愛でも繋ぎ止めておきたい天然彼女が可愛いすぎる
「詩織〜優勝おめでとう」
「ありがとう、あっ、ごめん、怜奈に連絡入れてなかった!」
後ろから軽くペチッと慶太に叩かれた。
「新聞見たの〜詩織から連絡くるかなって待ってた、期待せずに(笑)」
ごめん、ごめんと両手を合わせた。
「慎吾から聞いた?」と慶太が話すとまだ帰ってきてないのとの事だった。
どうやら飲み会らしい
「あのね、週末から1週間の夏休みを取ったの、広島に行くから慶太くんが帰りに名古屋に旅行に行くかって言ってくれてね」
「おー、うん、おいでよ、今なら平日は全然空いてるし」
「やったー」
「じゃあ月曜日の新幹線を取るよ」
慶太は後ろでスマホを触りだした。
「観光するなら3泊とる?どうする?」
「うん、そうね、木曜日に帰ってきて、金曜日にゆっくり休む?」
「よし、それで行こう」
「いいわね、赤崎が決めてくれて、慎吾にも見習わせたい(笑)」
「いやいや、詩織にまかすと日にちとか間違えそうじゃん?」
「むぅ……それはそうかもだけどー」
「いいのよ、詩織は、赤崎が動く人なんだから慎吾なんて優柔不断だから私が決めないとね」
「えー、辞める時も相談なし?」
「それはさすがにしたよ、そっから名古屋に来いってプロポーズを言ってくれたからね」
「じゃあ、いいじゃん(笑)」
でも、赤崎の連絡は私にはきてないから、そういう改善はしなきゃねと笑っていた。
きっと朝に話すよとも言っていた。
まあ怜奈は自分リード型だから合っているのかもと詩織は思った。