転生幼女と宰相パパは最強コンビ
 イヴェリオから話を聞いていたとはいえ、リリカが本当に古文書を読み解いたとは思っていなかったらしい。

「王立魔術研究所でも栽培実験をしたいんだけど、いいかな?」
「それは、パパにきいてくだしゃい。あたちは、ほうほうをみちゅけただけなので」

 リリカがやったのは、古文書を読み、「これならなんとかなりそうだ」と思ったものをメモにして、イヴェリオのデスクに放置しただけ。
 それを見て、実験すべきと判断したのはイヴェリオだし、イヴェリオの命令で手伝ってくれたのはドミだ。栽培実験については、リリカは何もしていない。

「王立魔術研究所で、夜鳴草が栽培できたら、魔力回復薬を研究所で用意できると思うんだ。魔法薬師も所属しているから」
「かしこまりました」
「ドミを借りてもいい? 魔術研究所の職員は、薬草の栽培に慣れていない人もいるでしょ。彼が最初に手入れのしかたを教えてくれたら、失敗の可能性が低くなるんじゃないかな」

 その様子を見ながら、リリカは感心していた。

(アークスって、本当にちゃんとした王様なんだなー)

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