転生幼女と宰相パパは最強コンビ
前世の人生についてはあまり語ろうとはしないものの、前世で読んだ物語については饒(じょう)舌(ぜつ)に語ることもあった。
舌足らずな言葉では、完璧に理解できたとは言えないが、彼女の前世では、物語がこの国よりもはるかに多く存在していたようだ。
中には、人が殺され、その犯人を探すなんて物語もあったようだ。この世界と比べると、豊かだったのではないかという気がする。
アークスが、正式にリリカをイヴェリオの配下と決めたので、堂々と王宮に連れていくことができる。
王宮の図書館を使えるようになったので、リリカは以前よりも楽しんでいるようだ。図書館から借り出してきた本を執務室に持ち込んでは、熱心に読みふけっている。
リリカが教えてくれた物語に、公爵家に仕える画家が描いた絵を添えて、この国ならではの絵本を作ろうという取り組みもしているらしい。
(……できる限りは、見守ってやろう)
リリカと共に過ごす時間が増えるうち、そんな風に考えるようになった。自分でも不思議だ。今まで、そんな風に思える相手は少なかった。
(……家族、が一番近いかもしれない)
舌足らずな言葉では、完璧に理解できたとは言えないが、彼女の前世では、物語がこの国よりもはるかに多く存在していたようだ。
中には、人が殺され、その犯人を探すなんて物語もあったようだ。この世界と比べると、豊かだったのではないかという気がする。
アークスが、正式にリリカをイヴェリオの配下と決めたので、堂々と王宮に連れていくことができる。
王宮の図書館を使えるようになったので、リリカは以前よりも楽しんでいるようだ。図書館から借り出してきた本を執務室に持ち込んでは、熱心に読みふけっている。
リリカが教えてくれた物語に、公爵家に仕える画家が描いた絵を添えて、この国ならではの絵本を作ろうという取り組みもしているらしい。
(……できる限りは、見守ってやろう)
リリカと共に過ごす時間が増えるうち、そんな風に考えるようになった。自分でも不思議だ。今まで、そんな風に思える相手は少なかった。
(……家族、が一番近いかもしれない)