転生幼女と宰相パパは最強コンビ
マーサには頭が上がらなそうな雰囲気であるところを見ると、マーサは彼が幼い頃から、この屋敷で働いているのかもしれない。
「あー」
手を伸ばし、彼の袖口を掴む。
(……おおっ!)
この服の感触、覚えがある。とても触り心地がいい。
もしかしたら、あの時茜を抱えていたのは、この人だったのかもしれない。
あの時の人は、マーサにいろいろ命じてからあっという間にいなくなったが、声に聞き覚えがあったの、あの時会っていたからなのかも。
「ぶー!」
すりすりと肌触りを楽しんでいたら、そっと腕を引き抜かれた。もうちょっと触らせてくれてもよかっただろうに。
「それで、旦那様。お嬢様のお名前は?」
「名前?」
茜を揺すりながらマーサは、『旦那様』に問いかけた。問われた相手の方は、不機嫌そうな声で返してくる。
「お嬢様を、正式にお屋敷で引き取ることになったと聞きましたよ」
「……ああ」
マーサはにこにことしているけれど、『旦那様』の顔はまったく違う。
(……迷惑ってことなんだろうな……)
しゅん、としてしまい、マーサの胸に顔を埋(うず)めた。
「あー」
手を伸ばし、彼の袖口を掴む。
(……おおっ!)
この服の感触、覚えがある。とても触り心地がいい。
もしかしたら、あの時茜を抱えていたのは、この人だったのかもしれない。
あの時の人は、マーサにいろいろ命じてからあっという間にいなくなったが、声に聞き覚えがあったの、あの時会っていたからなのかも。
「ぶー!」
すりすりと肌触りを楽しんでいたら、そっと腕を引き抜かれた。もうちょっと触らせてくれてもよかっただろうに。
「それで、旦那様。お嬢様のお名前は?」
「名前?」
茜を揺すりながらマーサは、『旦那様』に問いかけた。問われた相手の方は、不機嫌そうな声で返してくる。
「お嬢様を、正式にお屋敷で引き取ることになったと聞きましたよ」
「……ああ」
マーサはにこにことしているけれど、『旦那様』の顔はまったく違う。
(……迷惑ってことなんだろうな……)
しゅん、としてしまい、マーサの胸に顔を埋(うず)めた。