転生幼女と宰相パパは最強コンビ
イヴェリオの姿を見つけたらしく、ヴォルガは歯をむき出しにして笑った。そんな彼に向かい、イヴェリオは説得を試みる。
「そこまでにしておけ。お前が、『闇の商人団』に関わっていることはわかっているんだ」
「なぜ、ここがわかった」
「――お前の暗号を、解いたんだ。種本がわかれば、難しい暗号ではないだろう?」
「……わかるはずないだろう」
あの時、ヴォルガが持っていた本が見えたのは、ほんの一瞬。リリカが本の虫だったからこそ、タイトルも作者名も完璧に記憶していた。
だが、それをヴォルガが理解しているはずもない。
「――俺に手を出すな。手を出そうとしたら、この子供達がどうなるかわからんぞ」
おそらく、大使ではなく、この姿が彼の本性なのだろう。
いつもよりも、生き生きとしているように見えるのは気のせいか。
「宰相殿、オールを拾ってもらえるか? さすがに、このままでは船をこげないのでな」
しぶしぶ、イヴェリオがオールを拾って渡す。それから、ヴォルガは、ずっと遠くまで離れるよう騎士達を促した。
そして、ナイフを持った手を、子供から離したその時。
「トワ、ゴー!」
「そこまでにしておけ。お前が、『闇の商人団』に関わっていることはわかっているんだ」
「なぜ、ここがわかった」
「――お前の暗号を、解いたんだ。種本がわかれば、難しい暗号ではないだろう?」
「……わかるはずないだろう」
あの時、ヴォルガが持っていた本が見えたのは、ほんの一瞬。リリカが本の虫だったからこそ、タイトルも作者名も完璧に記憶していた。
だが、それをヴォルガが理解しているはずもない。
「――俺に手を出すな。手を出そうとしたら、この子供達がどうなるかわからんぞ」
おそらく、大使ではなく、この姿が彼の本性なのだろう。
いつもよりも、生き生きとしているように見えるのは気のせいか。
「宰相殿、オールを拾ってもらえるか? さすがに、このままでは船をこげないのでな」
しぶしぶ、イヴェリオがオールを拾って渡す。それから、ヴォルガは、ずっと遠くまで離れるよう騎士達を促した。
そして、ナイフを持った手を、子供から離したその時。
「トワ、ゴー!」