転生幼女と宰相パパは最強コンビ
 たくさんのレースやフリルといった大きな装飾はなく、出っ張る飾りボタンなどもつけられていないシンプルな形。

「具合が悪くなったら、このまま横になっても大丈夫ですよ」

 というマーサの言葉で納得した。疲れを覚えたら、このまま横になってしまえばいいらしい。

「本当に起きて大丈夫なのか?」
「パパ、あたちだいじょーぶ。マーシャもそういった」

 ヴォルガに関する事件の後始末を終えたイヴェリオは、今日は朝からリリカのいる部屋に滞在している。
 と、そこへアークスが訪れたと告げられた。リリカが会える状態ではなかったらそのまま引き返すつもりで、本人が直接来たらしい。

「アークならいいよ。どーじょ」

 入室の許可を出すと、アークスはそっと入ってきた。もう起きているから、足音を忍ばせる必要はないのに。

「もう起きられるんだ? でも、顔色よくないよねえ。まだ寝ていた方がいいんじゃないいか。イヴェリオは、どう思う?」
「……そうだな。やはり、横になっていた方が。ベッドに戻りなさい」
「パパ! アーク!」

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