転生幼女と宰相パパは最強コンビ
引き渡しの場に選ばれたのは、今までリリカの入ったことがない大広間だった。彫刻の施された円柱が何本も立ち並び、まるで神殿のような厳かな雰囲気だ。
入口から、正面にある玉座までは赤い絨毯が敷かれている。金で縁取りをされた絨毯の上を、リリカはイヴェリオに連れられてゆっくりと歩いた。
正面に座っているのはアークスだ。普段の幼い雰囲気は、みじんも感じられなかった。
赤い上着に、黒いズボン。びっしりと刺繍の施された上着は、見ているだけでその重さを伝えてくる。肩にはマントをかけ、金の飾りピンでそれを留めていた。
ぴしりと背を伸ばして座るその姿は、この国の未来をそのまま示しているようだ。彼が、立派に国王を務めているのだと、初めて目の当たりにした気がした。
「罪人を、ここへ」
まだ声変わりをしていない幼い声。けれど、発せられた命令に素早く騎士が動く。
扉が開かれ、ヴォルガが二人の騎士に両腕を掴まれるようにして入ってきた。彼の手には枷(かせ)がつけられ、足にも鎖がつけられている。これでは、逃げられないだろう。
牢に捕らえられていた彼が身に着けているのは、質素な衣服。
入口から、正面にある玉座までは赤い絨毯が敷かれている。金で縁取りをされた絨毯の上を、リリカはイヴェリオに連れられてゆっくりと歩いた。
正面に座っているのはアークスだ。普段の幼い雰囲気は、みじんも感じられなかった。
赤い上着に、黒いズボン。びっしりと刺繍の施された上着は、見ているだけでその重さを伝えてくる。肩にはマントをかけ、金の飾りピンでそれを留めていた。
ぴしりと背を伸ばして座るその姿は、この国の未来をそのまま示しているようだ。彼が、立派に国王を務めているのだと、初めて目の当たりにした気がした。
「罪人を、ここへ」
まだ声変わりをしていない幼い声。けれど、発せられた命令に素早く騎士が動く。
扉が開かれ、ヴォルガが二人の騎士に両腕を掴まれるようにして入ってきた。彼の手には枷(かせ)がつけられ、足にも鎖がつけられている。これでは、逃げられないだろう。
牢に捕らえられていた彼が身に着けているのは、質素な衣服。