転生幼女と宰相パパは最強コンビ
「魔術陣を囲うように、ルーンストーンを設置するんだね」
「はい、陛下。ええと――その、魔力の量は実験中で」
「なるほど」
「あ、あと! 寒さに弱いんで、冬は温室がひちゅようでしゅ」
庭師のドミは、普段から雄弁とは言えない性格だ。
いくら、アストレイシア家が公爵家であり、当主のイヴェリオが宰相として王宮に出仕しているとはいえ、単なる使用人のドミが国王と対面する機会なんてあるはずもない。
紙にあらかじめ書いておいたのも、こうなることを見越してのことだったらしい。それでも、ドミの舌は絡まってしまっている。
「なるほど――今のところは、成功しているんだ?」
「はいっ! あ、あとは魔力の量を調整しまひゅ……」
うんうん、と頷いたアークスはドミに向かって丁寧に頭を下げた。
「ありがとう、とってもわかりやすかったよ!」
「それと、ドミ。数日中に種が取れそうなんだろう?」
「へいっ! その通りです。ここの実が、数日中に落ちそうなので」
ついてきたイヴェリオの言葉に、ドミはピッと背筋を伸ばして返す。主の前で、みっともない真似はできないと思ったようだ。
「はい、陛下。ええと――その、魔力の量は実験中で」
「なるほど」
「あ、あと! 寒さに弱いんで、冬は温室がひちゅようでしゅ」
庭師のドミは、普段から雄弁とは言えない性格だ。
いくら、アストレイシア家が公爵家であり、当主のイヴェリオが宰相として王宮に出仕しているとはいえ、単なる使用人のドミが国王と対面する機会なんてあるはずもない。
紙にあらかじめ書いておいたのも、こうなることを見越してのことだったらしい。それでも、ドミの舌は絡まってしまっている。
「なるほど――今のところは、成功しているんだ?」
「はいっ! あ、あとは魔力の量を調整しまひゅ……」
うんうん、と頷いたアークスはドミに向かって丁寧に頭を下げた。
「ありがとう、とってもわかりやすかったよ!」
「それと、ドミ。数日中に種が取れそうなんだろう?」
「へいっ! その通りです。ここの実が、数日中に落ちそうなので」
ついてきたイヴェリオの言葉に、ドミはピッと背筋を伸ばして返す。主の前で、みっともない真似はできないと思ったようだ。