【完】オキナグサに愛を込めて
それから、コンビニで買ったお弁当を二人で食べて、お風呂へ入った。
お先にどうぞと伝えたが、いいから早くしろと譲ってくれなかった。
180cmはあるレンさんに借りたスウェットは少し大きかった。セットのスボンは余りにもダボダボだったので中学時代のジャージのハーフパンツをお借りした。
誰もが知ってるようなブランドのスキンケアセットまで揃えてあった。
レンさんに許可を貰い使わせてもらったそれは高校生のわたしにはまだよく分からなかった。
ドライヤーも髪にいいって聞いたことあるお高いやつだった。
高級ホテルに宿泊しているようなそんな空間に慣れてきているわたしがちょっとだけ怖くなった。