ゆびさきから恋をする
番外編―いちゃいちゃするその後のふたり―
(ふぅ、できた……かも)
頼まれた新装置立上げのための測定元素を優先的に測っていくものから混合液を作り、あとは測定を進めていく。でも装置の立ち上げからわからないから久世さんにまた教育を受けねば……そんなことを思いつつ渡されている装置の手順書を開けてなぞる程度に読みだしていた。
「あ、ちぃちゃん残業してるー」
「ウッチー……お疲れさま。珍しいね、どうしたの?」
大きなボトルを手にしてウッチーが実験室にやってきた。
「超純水ちょうだい~。ちぃちゃんはまだ帰んないの?」
「うーん、もう帰るよ」
そんな会話を交わしつつ実験室隣のミーティングルームをチラ見したら久世さんがいたから私の気持ちはいろんな意味でそちらに引き寄せられる。秘密のお付き合いを始めてまだ数週間、思いっきり意識している私とは対称に慣れた久世さんはクールなものだ。
(装置のことも聞きたいし今ちょっと話せるかなぁ)
仕事を理由につけて邪な気持ちを抱いていたらウッチーに声をかけられる。
「……って、ねえ! ちぃちゃん!」
「へ? あ、なに?」
頼まれた新装置立上げのための測定元素を優先的に測っていくものから混合液を作り、あとは測定を進めていく。でも装置の立ち上げからわからないから久世さんにまた教育を受けねば……そんなことを思いつつ渡されている装置の手順書を開けてなぞる程度に読みだしていた。
「あ、ちぃちゃん残業してるー」
「ウッチー……お疲れさま。珍しいね、どうしたの?」
大きなボトルを手にしてウッチーが実験室にやってきた。
「超純水ちょうだい~。ちぃちゃんはまだ帰んないの?」
「うーん、もう帰るよ」
そんな会話を交わしつつ実験室隣のミーティングルームをチラ見したら久世さんがいたから私の気持ちはいろんな意味でそちらに引き寄せられる。秘密のお付き合いを始めてまだ数週間、思いっきり意識している私とは対称に慣れた久世さんはクールなものだ。
(装置のことも聞きたいし今ちょっと話せるかなぁ)
仕事を理由につけて邪な気持ちを抱いていたらウッチーに声をかけられる。
「……って、ねえ! ちぃちゃん!」
「へ? あ、なに?」