幼なじみが連れてきた結婚相手がすごい俺様だった話
「すぐクビになりましたが、勤めてたときのお金と、

 ……なんか退職金が多かったので、返すと言ったのですが。

 いや、とっといてくれ、と言われて困ったお金と、貯めていたお小遣いがあるので」

 それは気づいた不正を伏せておけというあれではっ?
という顔を充悟たちはする。

「まあ、持ってても困るお金なので、使わせてください」

「い、いや、それは俺が出す。
 出したいから、出すっ」

 俺様的に出すっ、と言うので、

「……そうですか」
と晴乃は引いてみた。

 ここで揉めても、ちょっと面倒臭いことになりそうだったからだ。

 ……扱いづらいな、俺様。



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