【ピュア青春BL】幼なじみの君と、ずっとミニトマトを育てたい。
夏休みの終盤、由希くんが母親と三時のおやつと称してケーキを食べに、俺がバイトしているカフェに来た。裏で作業をしていたけれど「光田くんの噂をしている客がいるよ」と、オーナーが呼びに来てくれた。表に出ると「サプライズで、きちゃった」と由希くんがいたずらのような微笑みを見せてきた。緩やかな光が窓から差し込んでいて、うちの店は全体が白い壁と木目調な優しい雰囲気。由希くんたちはその雰囲気にとけこみ、とても似合っていた。テーブルには食べかけのチーズケーキがふたつと、アイスティーがふたつずつある。
「由希くん、ケーキ、美味しい?」
「わっ、律くんだ。うん、すごく美味しいよ!」
「良かった!」
「律くん、今も背筋がピンとして堂々としていて、よく緊張しないでバイトできるね」
「緊張か……することあんまりないな」
――由希くんが関わることなら緊張しまくるけれど。
「バイトしてる時の律くんは、さらにかっこいいね!」
最近、由希くんがたくさん褒めてくれる。漫画の影響なのか? 例えそれが漫画に影響されたニセの言葉が混ざったものだとしても由希くんの言葉だから気持ちは高まり、さらに由希くんの誕生日プレゼントを祝うためだから余計にバイトを頑張れた。そして夏休みが終わっても細々とバイトを続けることにした。
そんな感じで夏休みはバイト、そしてバイトのない日は由希くんと一緒に過ごし、幸せで充実した日々を過ごせた。
*
「由希くん、ケーキ、美味しい?」
「わっ、律くんだ。うん、すごく美味しいよ!」
「良かった!」
「律くん、今も背筋がピンとして堂々としていて、よく緊張しないでバイトできるね」
「緊張か……することあんまりないな」
――由希くんが関わることなら緊張しまくるけれど。
「バイトしてる時の律くんは、さらにかっこいいね!」
最近、由希くんがたくさん褒めてくれる。漫画の影響なのか? 例えそれが漫画に影響されたニセの言葉が混ざったものだとしても由希くんの言葉だから気持ちは高まり、さらに由希くんの誕生日プレゼントを祝うためだから余計にバイトを頑張れた。そして夏休みが終わっても細々とバイトを続けることにした。
そんな感じで夏休みはバイト、そしてバイトのない日は由希くんと一緒に過ごし、幸せで充実した日々を過ごせた。
*