【ピュア青春BL】幼なじみの君と、ずっとミニトマトを育てたい。
小学生の頃の記憶。
「律くん、今日もお家に誰もいないの?」
「うん、いない」
「僕のお家で一緒にご飯食べる?」
「一応、ご飯の準備はしてくれているけど……」
「じゃあ、うちにご飯持ってきて一緒に食べよ?」
由希くんだけが、いつも俺の心を気にかけてくれていた。
由希くんは一緒にいるだけで孤独な気持ちを散らしてくれていた。
由希くんと気まずかった日々は孤独で辛かったな――。
そして、同時にアパートのドアを開け、久しぶりに挨拶ができた中学生の時の記憶。
由希くんと挨拶をしただけなのに、世界が色づいた。感情が湧き溢れて、由希くんを完全に特別な人だと認識した。
また仲良くしたいと日々願っていた。
由希くんと仲直りしたキッカケだった畑の共同作業。あの時勇気をだして声をかけなければ、今、こんなに幸せな状況ではなかったのかもしれない。
仲直りしてからは日に日に由希くんへの気持ちが抑えきれなくなってきた。離れていた時期の分の思いが一気に押し寄せてきたのも、あるのだろう。
ついに告白をして、それから――。
*
「律くん、今日もお家に誰もいないの?」
「うん、いない」
「僕のお家で一緒にご飯食べる?」
「一応、ご飯の準備はしてくれているけど……」
「じゃあ、うちにご飯持ってきて一緒に食べよ?」
由希くんだけが、いつも俺の心を気にかけてくれていた。
由希くんは一緒にいるだけで孤独な気持ちを散らしてくれていた。
由希くんと気まずかった日々は孤独で辛かったな――。
そして、同時にアパートのドアを開け、久しぶりに挨拶ができた中学生の時の記憶。
由希くんと挨拶をしただけなのに、世界が色づいた。感情が湧き溢れて、由希くんを完全に特別な人だと認識した。
また仲良くしたいと日々願っていた。
由希くんと仲直りしたキッカケだった畑の共同作業。あの時勇気をだして声をかけなければ、今、こんなに幸せな状況ではなかったのかもしれない。
仲直りしてからは日に日に由希くんへの気持ちが抑えきれなくなってきた。離れていた時期の分の思いが一気に押し寄せてきたのも、あるのだろう。
ついに告白をして、それから――。
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