チャラい社長は私が教育して差し上げます!
「当然よ。総務を舐めないで。逆に聞くけど、舞は知らなかったの?」
「知らなかった。顔も見たこと無かった」
「えーっ、うっそー! 信じらんなーい」
そこでその反応をしますか?
そんな恵子に、料理を持って来た店員さんが、びっくりしていた。
「飲み食いしながら話そうっか?」
「うん、そうだね」
「次は日本酒にする?」
「ううん。明日は早いから、ビールにしとく」
「じゃあ、私もそうしよ。すみませーん! 生中2つ追加で!」
恵子のこういう男っぽいところ、私は好きなのよね……
「で、神徳直哉さんって、どういう人なの?」
私はお箸でお新香を抓み、恵子は冷やっこにお醤油を垂らした。
「そうね……まずは見た目から言う? 舞はもう会ったの?」
「うん」
「じゃあ言うまでもないけど、彼はチャラい」
「ああ、それよ。それだわ。私は初め、ホストかチンピラかと思ったのね。でも彼がサングラスを外した顔を見て、どっちも違うなと思ったの。ホストにしては優しくないし、チンピラと言うほど怖くはないし。そうよ、あの人はチャラいんだわ。チャラ男なのよ」
「そんなに力説しなくても、いいんじゃない?」
「そうだよね。あはは」