タイプではありませんが
いとも簡単にやってのけるから頭の出来が違うと思っていた。
だけど地頭の良さに加えてこうして地道な努力を昔からしていたのだ。
差がつくのは当たり前だ。
スタート地点が既に違っていたのだから。
レベルが違いすぎて同じ会社にいることが奇跡のようだ。
「……すごいね。私は学生の頃、そんなこと考えていなかったよ。ただ授業受けて、サークル活動とバイトして。そりゃあ資格も取ったけど、それは既定の授業取ったら貰える資格だし。将来の就職先のこと考えてじゃないもん」
星野は自嘲するように笑う。
「俺ってそれなりにこなせるんだよね。大体のことは。要領がいいというか」
彼以外がいうと自慢に聞こえる言葉も、星野はどこか苦しそうに喋る。
「傍から見たら行ってた大学も今の会社も世間でも知られてるところだからさ。うまくいってる、成功してるって言うんだ、周りは」
「うん」