タイプではありませんが
※
「だって……」
「「お試し交際って都合良すぎじゃない?」」
二人の声がハモる。
星野は笑い、楓は対照的に憮然としてたこ焼きを口に入れる。
「考えすぎだよ、山下は」
星野は手を伸ばしヒョイッと楓のたこ焼きを一つ横取りする。
ますます楓は眉間にシワを寄せた。
「俺は付き合える、山下は考える猶予がある。お互い不利益にはなってない」
「でも……」
「それなら真剣交際する?」
「……いや」
「いやって言われると傷つくなぁ」
「う……ごめん」
「じゃあ、お詫びにゼロ日婚でもする?俺は良いよ」
「っ!?ゼっ……」
絶句した楓に星野はカラカラと笑う。
くそー、ホッシーってこんなキャラだっけ?
楓の心を読んだかのように星野は答えた。