この好きが本当になるまで ~腐れ縁の友人と嘘の恋を始めたら~
2. 伝えたい気持ち side慶介
テレビ画面に映るのはいちご狩りの様子。普段一人で見ているときならば、大して気にも留めないシーンだが、明日香が隣にいる今は自然と二人でいちご狩りをするところを思い浮かべてしまう。
明日香の楽しそうな笑顔が見られるだろうなと思うとともに、まだ二人で果物狩りには行ったことがないと気づく。
せっかく気づいたのならばと、慶介は早速明日香を楽しいデートへと誘う。
「今度、いちご狩りに行かないか?」
きっと満面の笑みを浮かべて「行く!」と答えるだろうと思ったのに、なぜか明日香はその問いに反応を示さない。ずっとテレビに視線を向けたままだ。
肩がピッタリと密着するほど近くに座っているから、声が届いていないことはないはずだ。しかし、明日香はテレビを見たまま少しも動かない。
「明日香?」
呼びかけてみても、やはり無反応。明らかに様子がおかしいと気づいて、明日香を覗き込むようにしながら、大きめの声でもう一度呼びかける。
「明日香」
「っ!」
近くで呼びかければ、さすがに気づいたようで、びくりとして驚いた表情を浮かべている。
「どうした? ぼーっとして」
「あー、ごめん。昨日あんまり眠れなかったから」
どうやら寝不足だったらしい。意識が別のところにいきかけていたのだろう。
二人の間で遠慮する必要などないのだから、気にせずここで寝てしまえばいいのにと思う。
「昼寝でもするか?」
「ううん、大丈夫」
視線を合わせながら、はっきりと答えている。この様子だと本当に寝る気はないようだ。
「じゃあ、眠たくなったら、俺に寄りかかって寝ればいい。ちゃんと俺が起こしてやるから」
慶介がそう言えば、明日香は「ありがとう」と答えて、視線をテレビへと戻す。
慶介も同じようにテレビへ視線を向ければ、もう画面にはいちご狩りの様子は映っておらず、別のシーンへと切り替わっていた。
明日香の楽しそうな笑顔が見られるだろうなと思うとともに、まだ二人で果物狩りには行ったことがないと気づく。
せっかく気づいたのならばと、慶介は早速明日香を楽しいデートへと誘う。
「今度、いちご狩りに行かないか?」
きっと満面の笑みを浮かべて「行く!」と答えるだろうと思ったのに、なぜか明日香はその問いに反応を示さない。ずっとテレビに視線を向けたままだ。
肩がピッタリと密着するほど近くに座っているから、声が届いていないことはないはずだ。しかし、明日香はテレビを見たまま少しも動かない。
「明日香?」
呼びかけてみても、やはり無反応。明らかに様子がおかしいと気づいて、明日香を覗き込むようにしながら、大きめの声でもう一度呼びかける。
「明日香」
「っ!」
近くで呼びかければ、さすがに気づいたようで、びくりとして驚いた表情を浮かべている。
「どうした? ぼーっとして」
「あー、ごめん。昨日あんまり眠れなかったから」
どうやら寝不足だったらしい。意識が別のところにいきかけていたのだろう。
二人の間で遠慮する必要などないのだから、気にせずここで寝てしまえばいいのにと思う。
「昼寝でもするか?」
「ううん、大丈夫」
視線を合わせながら、はっきりと答えている。この様子だと本当に寝る気はないようだ。
「じゃあ、眠たくなったら、俺に寄りかかって寝ればいい。ちゃんと俺が起こしてやるから」
慶介がそう言えば、明日香は「ありがとう」と答えて、視線をテレビへと戻す。
慶介も同じようにテレビへ視線を向ければ、もう画面にはいちご狩りの様子は映っておらず、別のシーンへと切り替わっていた。