この好きが本当になるまで ~腐れ縁の友人と嘘の恋を始めたら~
繋いだ手を慶介に引かれ、彼が進む方へと明日香も歩を進める。事前に聞かされたのは待ち合わせの情報だけだから、この後の行動はまったくわからない。
「ねえ、デートプラン完全に任せちゃったけど、これからどうするの?」
素直に尋ねれば、慶介は得意げな顔で答える。
「今日は江の島食べ歩きデート。明日香はこういうのが好きだろ?」
心躍るワードに明日香の表情はパーっと明るくなる。デートのことは頭から吹っ飛んで、江の島グルメが頭の中を占めていく。
「好き、好き! よくわかってるね。じゃあ、江の島ってこと以外、特に目的地が決まってるわけじゃないんだ」
「その方が俺たちらしいからな。気になるところがあったら適当に入ろう」
「いいね。楽しそう」
テンションが一気に上がり、ルンルンと江の島へ向けて歩き出す。
江の島ならやはり海鮮は欠かせないだろう。新鮮な魚介類を想像するだけで涎が垂れてしまいそうだ。
二人してあれが食べたい、これが食べたいと話しているとどんどんお腹が空いてくる。江の島に到着した頃にはもう腹ペコになっていた。
そうなると自然と食べ物に関することだけを脳が捉える。明日香の瞳には、『しらす丼』と書かれた幟しか映らない。
「ねえ、デートプラン完全に任せちゃったけど、これからどうするの?」
素直に尋ねれば、慶介は得意げな顔で答える。
「今日は江の島食べ歩きデート。明日香はこういうのが好きだろ?」
心躍るワードに明日香の表情はパーっと明るくなる。デートのことは頭から吹っ飛んで、江の島グルメが頭の中を占めていく。
「好き、好き! よくわかってるね。じゃあ、江の島ってこと以外、特に目的地が決まってるわけじゃないんだ」
「その方が俺たちらしいからな。気になるところがあったら適当に入ろう」
「いいね。楽しそう」
テンションが一気に上がり、ルンルンと江の島へ向けて歩き出す。
江の島ならやはり海鮮は欠かせないだろう。新鮮な魚介類を想像するだけで涎が垂れてしまいそうだ。
二人してあれが食べたい、これが食べたいと話しているとどんどんお腹が空いてくる。江の島に到着した頃にはもう腹ペコになっていた。
そうなると自然と食べ物に関することだけを脳が捉える。明日香の瞳には、『しらす丼』と書かれた幟しか映らない。