極上御曹司からは逃れられない運命でした
「ちょっと見せて!」

「だめー」

そう言ってさっさとポケットに携帯を突っ込んでしまった。

「絶対変な顔だったんでしょ!」

「大丈夫。可愛いよ」

そう言ってチュッとどさくさに紛れてキスをされた。

「ちょ…」

ちょいちょいしてくるよね本当に。

「キス禁止!」

私はビシッと司輝の口を手で押さえた。

「何で。キスくらいさせろ」

「だめ!」

我慢するの大変なんだから!

ギッと睨む。

「…わかったよ」

物凄く不服そう。

するとスッと手が伸びてきて頭の後ろに回ったかと思えばグッと引き寄せられ鼻と鼻が当たる。

そして見つめながらスリスリする司輝。

何これ…

「これはキスじゃない」

いや、そうだけど!

こんな、今にも唇がくっついてしまいそうな上に、息遣いまで感じてしまう。
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