極上御曹司からは逃れられない運命でした
そしてキュっと手も握られ、すっぽりと司輝の手の中に収まってしまった。

指が絡みついてきて…
親指でスリッとされる。

触り方が…

その間も鼻はくっついたまま頭を押さえられていて動けない。

動いたら私からキスをしてしまいそうだ。

「どうした?」

まるで私が動揺しているのを分かってわざと聞いてきてるみたいだ。

「帰るよ」

すると意外にもあっさり私を解放した司輝。

「お休み」

そう言って爽やかに微笑む。

ドキドキしてるのは私だけか!?

やっぱりこうなると悔しい。

私も司輝の頭の後ろに手を回して真似して顔を引き寄せ鼻をくっつけた。

「お休み。今日はぐっすり寝れるといいね、司輝」

そう言ってパッと離れて車から下り、ニコッと最後に笑って手を振りマンションに入った。

ははは!

司輝のあの顔。

驚いてた。



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