両親と妹はできそこないの私を捨てました【菱水シリーズ①】
「弾くかどうかまでは教えてもらってないんです。そこまで連れてくるように言われてます」
「だ、だけど」
「演奏を聴きたくないですか」
それは聴きたいに決まっている。
すごく楽しみにしていたのだから。
「それに舞台袖で聴かせるために関係者っぽく変装させただけかもしれないじゃないですか」
宰田さんは一生懸命とりなしてくれた。
なんていい人。
きっと私に説明できないように教えてないのだろう。
確信犯もいいところだ。
舞台袖にいくとタキシード姿の唯冬と知久さん、逢生さんが紹介されていた。
明るいスポットライトの下、三人は雑誌の煽り文句のように王子に見える。
確かに素敵よ?
でも、私になにをさせようっていうの?
三人のコンサートなんだから、唯冬だけが知っているってことはない。
明らかにあの王子然とした三人は共犯だと思っていい。
「こちらにどうぞ」
「だ、だけど」
「演奏を聴きたくないですか」
それは聴きたいに決まっている。
すごく楽しみにしていたのだから。
「それに舞台袖で聴かせるために関係者っぽく変装させただけかもしれないじゃないですか」
宰田さんは一生懸命とりなしてくれた。
なんていい人。
きっと私に説明できないように教えてないのだろう。
確信犯もいいところだ。
舞台袖にいくとタキシード姿の唯冬と知久さん、逢生さんが紹介されていた。
明るいスポットライトの下、三人は雑誌の煽り文句のように王子に見える。
確かに素敵よ?
でも、私になにをさせようっていうの?
三人のコンサートなんだから、唯冬だけが知っているってことはない。
明らかにあの王子然とした三人は共犯だと思っていい。
「こちらにどうぞ」