両親と妹はできそこないの私を捨てました【菱水シリーズ①】
「老体に無理をさせるな」
「教え子が増えた方が老後が寂しくなくていいのでは?」
「老後くらい静かに暮らしたいがね」
「先生が静かになったら、棺桶に片足をつっこんでいるようなものですよ」
「やかましいわっ!」
完全に隈井先生は唯冬に振り回されていた。
学生の頃からこんなかんじなのだろうか。
唯冬は笑いながら、隈井先生をダイニングのほうへ案内した。
「私の指導をしていただいてもよろしいんですか?」
「もちろん。雪元さんがいいなら」
隈井先生は高校時代、私のピアノを一番ボロクソに言っていた先生だった。
その先生がまさか引き受けてくれるとは思ってもみなかった。
「私はありがく思っています。けれど、先生は私のピアノが嫌いだとおっしゃってませんでしたか?」
「間違いなく。そう言った」
ズバッと言われてしまった。
そう、こういうこところだ。
隈井先生はハッキリ言いすぎる。
「教え子が増えた方が老後が寂しくなくていいのでは?」
「老後くらい静かに暮らしたいがね」
「先生が静かになったら、棺桶に片足をつっこんでいるようなものですよ」
「やかましいわっ!」
完全に隈井先生は唯冬に振り回されていた。
学生の頃からこんなかんじなのだろうか。
唯冬は笑いながら、隈井先生をダイニングのほうへ案内した。
「私の指導をしていただいてもよろしいんですか?」
「もちろん。雪元さんがいいなら」
隈井先生は高校時代、私のピアノを一番ボロクソに言っていた先生だった。
その先生がまさか引き受けてくれるとは思ってもみなかった。
「私はありがく思っています。けれど、先生は私のピアノが嫌いだとおっしゃってませんでしたか?」
「間違いなく。そう言った」
ズバッと言われてしまった。
そう、こういうこところだ。
隈井先生はハッキリ言いすぎる。