両親と妹はできそこないの私を捨てました【菱水シリーズ①】
「私、あなたと同じ菱水音大附属高校の音楽科の同級生よ。それにあなたが出場した最後のコンクールで一緒に最終選考に残っていたんだけど?」
「えっ!?そ、そうだったんですか。ごめんなさい。私、あの頃はピアノを弾くだけで……他のことはまったく疎くて」
「そういうところが妹さんの虹亜さんに嫌われて、悪口を言いふらされる原因なんじゃない?」
「虹亜が私の悪口を?」
「両親から捨てられて、小汚ないアパートで一人暮らし。今はただの会社員でひっそり地味にくらしてるって言われているわよ」
「それに関しては否定のしようがありませんが、普通に暮らしていただけです。馬鹿にされるようなことじゃありません」
それを聞いて馬鹿にするほうがどうかしている。
反論したのが気に入らなかったのか、嫌な顔をされた。
「えっ!?そ、そうだったんですか。ごめんなさい。私、あの頃はピアノを弾くだけで……他のことはまったく疎くて」
「そういうところが妹さんの虹亜さんに嫌われて、悪口を言いふらされる原因なんじゃない?」
「虹亜が私の悪口を?」
「両親から捨てられて、小汚ないアパートで一人暮らし。今はただの会社員でひっそり地味にくらしてるって言われているわよ」
「それに関しては否定のしようがありませんが、普通に暮らしていただけです。馬鹿にされるようなことじゃありません」
それを聞いて馬鹿にするほうがどうかしている。
反論したのが気に入らなかったのか、嫌な顔をされた。