私の青春日記
今日二回目の、朝とは全く別の意味の目配せをした。
「なあ、二時間かけた俺のより三十分のなずなのやつのほうがいいってなんなんだよ」
授業が終わって教室に戻るとき、伊織が隣に来た。
「いや俺だって一時間はかけたぞ?」
清水が言う。
「字もいつもより汚かったんだけどなあ」
急いで書いたから字は雑になった。
「俺の二時間……」
「いや俺の一時間も返してくれよ」
気づけば、伊織と清水が私の目の前で肩を組み合っている。
「まあ、二人の合わせたら最強だってことが証明されたんじゃん」
清水は頭がいいけど、伊織もかなり頭がいい。
清水×伊織=最強
新しい公式が生まれてよかったじゃん。
「じゃあ今度はなずなもちゃんと書いてきて誰が褒められるか勝負しようぜ」
「それだったら俺勝つわ」
「いやいや、私だから」
そう笑って言い合いながら私たちは階段をおりた。
「なあ、二時間かけた俺のより三十分のなずなのやつのほうがいいってなんなんだよ」
授業が終わって教室に戻るとき、伊織が隣に来た。
「いや俺だって一時間はかけたぞ?」
清水が言う。
「字もいつもより汚かったんだけどなあ」
急いで書いたから字は雑になった。
「俺の二時間……」
「いや俺の一時間も返してくれよ」
気づけば、伊織と清水が私の目の前で肩を組み合っている。
「まあ、二人の合わせたら最強だってことが証明されたんじゃん」
清水は頭がいいけど、伊織もかなり頭がいい。
清水×伊織=最強
新しい公式が生まれてよかったじゃん。
「じゃあ今度はなずなもちゃんと書いてきて誰が褒められるか勝負しようぜ」
「それだったら俺勝つわ」
「いやいや、私だから」
そう笑って言い合いながら私たちは階段をおりた。