先輩はぼくのもの
おまけ⑧ホントの気持ち
クリスマスイブの前日。
引き出しから布に包んだ物を取り出す。
コツン…
布から出したガラスの破片をゴミ箱の裏に置いた。
龍弥が詩先輩に誕生日プレゼントであげた香水。
これを割ってから、1番大きく残った破片だけ残していた。
捨てれなかった。
これをもし先輩が見つけたら…
どんな反応をするんだろう。
プレゼントをこんな風にしたんだから、普通怒って当然だよな。
ぼく、なにがしたいんだろう。
見つけてほしいのか
見つけてほしくないのか
先輩を試そうとしてるのか
ぼくが先輩を試すなんて…バカにも程がある。
自分から先輩と離れるなんて出来ないから
でも、ぼくは最低だから
だから先輩からぼくを放して。
大好きな詩先輩
優しい詩先輩
ぼくを全力で嫌ってください。


