【番外編】橘さん、甘すぎ注意です
「……あのね、航太はすごく真面目で、最初は感情が読めないくらい無表情だったんだけど」
紗良はカップをくるくる回しながら、少しだけ頬を赤らめる。
「うんうん」
「付き合ってみたら、すごく――甘くて。私がちょっと体調悪いって言ったら、すぐに抱えられてベッドに連れてかれるし、家事もほとんどやってくれるし、あと……」
「あと?」
「……毎日キスが日課みたいになってる」
「ふぁっ!?なにそれ、ご褒美生活?」
「や、やめてよ……!」
顔を真っ赤にした紗良に、綾香は容赦なく笑いながら追撃を仕掛ける。
「ちょっと!それって帰宅のたびに“おかえりのキス”してるってこと!? どこの海外ドラマ!?」
「そんな大げさじゃ……でも、近いかも」
「ひゃー、なんか一ノ瀬紗良、完全に溺愛され彼女じゃん……っていうか、SPってそういうのアリなんだ?」
「元SP、ね。今はもう警護外れてるから」
「それにしてもさ、あの真面目そうな航太くんが、紗良にはそんな甘々って……ギャップエグすぎない?」
「私も、最初はびっくりしたよ。でも……ずっと我慢してたらしくて」
「え、なにを?」
「警護中は立場があるから、気持ちを抑えてたんだって。だから、恋人になった今は、そのぶん全部、取り返すみたいに愛してくれるの」
紗良の声がふわりとほどけて、幸せが滲み出る。綾香はその様子をじっと見つめたあと、やや真顔で――
「……ねぇ、それ、夜とか大変じゃない?」
「なっ!? ば、ばか綾香!!」
「いやいや、だって!我慢してた系男子って、たいてい溜め込み型でしょ!? 体力ありそうだし、絶対やば――」
「やーめーてー!!」
顔を両手で覆った紗良の耳まで真っ赤になっていて、綾香はそんな彼女を見ながら大爆笑した。
紗良はカップをくるくる回しながら、少しだけ頬を赤らめる。
「うんうん」
「付き合ってみたら、すごく――甘くて。私がちょっと体調悪いって言ったら、すぐに抱えられてベッドに連れてかれるし、家事もほとんどやってくれるし、あと……」
「あと?」
「……毎日キスが日課みたいになってる」
「ふぁっ!?なにそれ、ご褒美生活?」
「や、やめてよ……!」
顔を真っ赤にした紗良に、綾香は容赦なく笑いながら追撃を仕掛ける。
「ちょっと!それって帰宅のたびに“おかえりのキス”してるってこと!? どこの海外ドラマ!?」
「そんな大げさじゃ……でも、近いかも」
「ひゃー、なんか一ノ瀬紗良、完全に溺愛され彼女じゃん……っていうか、SPってそういうのアリなんだ?」
「元SP、ね。今はもう警護外れてるから」
「それにしてもさ、あの真面目そうな航太くんが、紗良にはそんな甘々って……ギャップエグすぎない?」
「私も、最初はびっくりしたよ。でも……ずっと我慢してたらしくて」
「え、なにを?」
「警護中は立場があるから、気持ちを抑えてたんだって。だから、恋人になった今は、そのぶん全部、取り返すみたいに愛してくれるの」
紗良の声がふわりとほどけて、幸せが滲み出る。綾香はその様子をじっと見つめたあと、やや真顔で――
「……ねぇ、それ、夜とか大変じゃない?」
「なっ!? ば、ばか綾香!!」
「いやいや、だって!我慢してた系男子って、たいてい溜め込み型でしょ!? 体力ありそうだし、絶対やば――」
「やーめーてー!!」
顔を両手で覆った紗良の耳まで真っ赤になっていて、綾香はそんな彼女を見ながら大爆笑した。