私の愛した彼は、こわい人
ひと通り私が利用者の状況を伝えると、土屋氏は目を伏せた。
なぜかずっと挙動不審。まさか、都合が悪いことでもあるの……?
サングラスを正し、神楽オーナーが再び口を開いた。
「聞いてましたね、土屋さん?」
「ええ……。弊社商品を愛用してくださったお客様にそんなことが起きていたとは。非常に残念です」
「ああ、ご存じなかったんですか。うちは肌の弱い客がとても多い。だから肌に優しい化粧品を扱う御社の商品を取り扱っていると前オーナーも申していたんですけどね、どうもおかしい。今年の三月頃からこういった事例が立て続けに起きているんですよ。なにか心当たりはありませんかね」
オーナーの圧はとんでもない。見ている私でさえ萎縮されそうだ。
震えながらも土屋氏は必死な様子で口を動かす。
「いやぁ、わたしは開発担当でも商品管理担当でもないのでね。よくわかりません」
「あっ? あなた、営業部長でしょうに。自社製品についてずいぶんいい加減なことを言うんですね」
「そ、それは」
ぶんぶんと首を大きく横に振る土屋氏と、ガンを飛ばす強面の神楽オーナー。
なにこれ。どこかの借金取りと詰め寄られるおじさんの図……?
なぜかずっと挙動不審。まさか、都合が悪いことでもあるの……?
サングラスを正し、神楽オーナーが再び口を開いた。
「聞いてましたね、土屋さん?」
「ええ……。弊社商品を愛用してくださったお客様にそんなことが起きていたとは。非常に残念です」
「ああ、ご存じなかったんですか。うちは肌の弱い客がとても多い。だから肌に優しい化粧品を扱う御社の商品を取り扱っていると前オーナーも申していたんですけどね、どうもおかしい。今年の三月頃からこういった事例が立て続けに起きているんですよ。なにか心当たりはありませんかね」
オーナーの圧はとんでもない。見ている私でさえ萎縮されそうだ。
震えながらも土屋氏は必死な様子で口を動かす。
「いやぁ、わたしは開発担当でも商品管理担当でもないのでね。よくわかりません」
「あっ? あなた、営業部長でしょうに。自社製品についてずいぶんいい加減なことを言うんですね」
「そ、それは」
ぶんぶんと首を大きく横に振る土屋氏と、ガンを飛ばす強面の神楽オーナー。
なにこれ。どこかの借金取りと詰め寄られるおじさんの図……?