私の愛した彼は、こわい人
中途半端にミーティングは終了。
サロンのみんなは一気に気の抜けた顔になった。
「オーナー、相変わらず忙しそうだねえ。新宿って言ってたけどキャバクラでなにかあったのかな?」
興味津々にコハルがそう溢すが、私は曖昧に首を傾げるのみ。
「あれ~? アスカ、どうしたの。急に元気なくなっちゃって」
「えっ」
「さっきまでキラキラした顔でミーティングに参加してたのに。まさかオーナーがいなくなって寂しくなっちゃったとか?」
「は……えっ!? そんなわけないでしょっ」
私は大袈裟なほどに首を振った。
「今日も忙しかったから……六人も施術入っちゃったし。一気に疲れが出たのかも。オーナーは関係ないよ」
「あはは。ジョーダンだよ! ボディコースのお客さん多かったもんねえ。ハンドケアは疲れるもん」
と言いながらも、コハルは鼻歌を口ずさみなんだか楽しそう。
「コハル、なにかいいことあった?」
「え~わかっちゃった? 聞いちゃう?」
さらに目を輝かせ、コハルはロッカーへ向かいながらその理由を教えてくれた。
「実はクリスマス、彼氏とお泊まり温泉行くことになったの!」
「そうなんだ。楽しみだね」
「温泉饅頭買ってくるねえ! アスカはクリスマスどうするの?」
「私?」
クリスマスか。どうなんだろう。
ここで瞬時に頭に浮かぶのは、オーナーの顔。
当たり前だけど彼となにか約束しているわけもない。ただの同居人だし。
そもそもイベント事に興味なさそうだなあ。クリスマスも関係なしにいつも通りに過ごしていそう。
サロンのみんなは一気に気の抜けた顔になった。
「オーナー、相変わらず忙しそうだねえ。新宿って言ってたけどキャバクラでなにかあったのかな?」
興味津々にコハルがそう溢すが、私は曖昧に首を傾げるのみ。
「あれ~? アスカ、どうしたの。急に元気なくなっちゃって」
「えっ」
「さっきまでキラキラした顔でミーティングに参加してたのに。まさかオーナーがいなくなって寂しくなっちゃったとか?」
「は……えっ!? そんなわけないでしょっ」
私は大袈裟なほどに首を振った。
「今日も忙しかったから……六人も施術入っちゃったし。一気に疲れが出たのかも。オーナーは関係ないよ」
「あはは。ジョーダンだよ! ボディコースのお客さん多かったもんねえ。ハンドケアは疲れるもん」
と言いながらも、コハルは鼻歌を口ずさみなんだか楽しそう。
「コハル、なにかいいことあった?」
「え~わかっちゃった? 聞いちゃう?」
さらに目を輝かせ、コハルはロッカーへ向かいながらその理由を教えてくれた。
「実はクリスマス、彼氏とお泊まり温泉行くことになったの!」
「そうなんだ。楽しみだね」
「温泉饅頭買ってくるねえ! アスカはクリスマスどうするの?」
「私?」
クリスマスか。どうなんだろう。
ここで瞬時に頭に浮かぶのは、オーナーの顔。
当たり前だけど彼となにか約束しているわけもない。ただの同居人だし。
そもそもイベント事に興味なさそうだなあ。クリスマスも関係なしにいつも通りに過ごしていそう。