無自覚男子にキュン!
「え…うわ、久しぶりじゃん」
「う、ん」
あれ、思ったよりも普通に話せるかもしれない。
拒否反応とかしたりするかもとか思ってたけど、全く何とも思わない。
もしかして、本当に成長しているのかな。
「誰?」
仲間の1人が間に顔を出す。
「え?えーと、言って大丈夫?」
「大丈夫だよ」
「……保健室登校の先輩」
「え」
え、あっ、そっちね。
っていうか、何だろう。
勝手に期待した答えじゃなくてガッカリしてる自分に今1番イライラしているかもしれない。
昔と変わらない綺麗なブロンドヘアーが風で揺れて、なんとも嫌味なほどに儚げだ。
「金城くんなんでこっちいるの?」
「普通に遊び」
「サボり?」
「出会った時から俺、サボりはしてたでしょ」
「だとしても、遠すぎる。
早く帰ったほうがいいわ」
金城くんが私にしたこと、全て許さないし、許す気もない。
恋夜さんにリークしたのは明らかに金城くん。
だけど、あの頃のまま変わらなすぎる金城くんを見ていたら、懐かしさが交わって、許すも許さないも考えることが難しいみたいだ。
私の器が広いだとか、そういうことじゃない。
多分、まだ私、全然成長できていない。
「うわ〜結構会いたくなかったわ」
「なに言ってるの…」