モテ期なんて聞いていない!ー若手実業家社長の幼馴染と元カレ刑事に求婚されています
「あかりの根幹を理解してくれる人間を選びなさい」
結局、一言言いたかったのだろう。我慢できなかった様子で、唐突に祖父があかりに助言しようと口を開いた。祖父の声にあかりの姿勢は自然と伸びる。
「根幹って?」
「あかりが人生の中で大切にしているものだ。自身の中で誇れるもの、これだけは譲れないというものがあるだろう?」
誇りと聞いてすぐに頭に浮かんだのは、警察官である自分の姿だ。