モテ期なんて聞いていない!ー若手実業家社長の幼馴染と元カレ刑事に求婚されています
『待つよ』
間髪入れずに返ってきた理貴の答えに、あかりは胸を撫で下ろす。
あかりの話を聞き終えた理貴は今度は自分のターンだというように想いを口にする。
『本当は今すぐ会いたい』
「……」
『会って抱きしめたいし、好きだって沢山伝えたい』
「うん……」
『けど、あかりちゃんの気持ちは尊重する。っていうか、あの記事のせいで現実的に僕も今すぐには動けないし』
「あっ……」
半分茶化す理貴だが、対応に苦慮しているのはあかりにも想像がつく。一瞬にして時の人となった理貴は、現状マスコミに追い回されているのだから。多少なりともあかりにも経験があるが、マスコミは一度決めたターゲットにはビックリするくらい執拗に追い回す。ほとぼりが冷めるまで付きまとわれるのは容易に想像できる。
『あかりちゃん』