モテ期なんて聞いていない!ー若手実業家社長の幼馴染と元カレ刑事に求婚されています
デートじゃないし
「ホントに大丈夫なの?」
「大丈夫。そうじゃないと来ないよ」
理貴は苦笑する。もうこの質問は三回目。わかっているが、あかりは聞かずにはいられなかった。
今日の理貴の服はオーダーなのだろう、体にフィットしたパリッとしたスーツにきっちりネクタイを締めている。安居酒屋では浮くような服装だけど、この場所には自然と馴染んでいる。
本当に仕事が終わっているのか少々疑問が残るが、あかりはそれ以上追求するのは止めた。
それよりも改めて理貴の服装を見たあかりは、再び自分の格好に引け目を感じ始める。
(せめてスーツでこれば良かったな)